■うれしい気持ちの言葉を使い分けよう
うれしい気持ちのボキャブラリーを増やそう
雑談力が高い人は、気持ちを表現する言葉をたくさん知っています。そしてたくさんある言葉から、自分や相手の気持ちの度合いによって、言葉を上手に使い分けて会話します。
今回の雑談力が付く話し方講座では、「うれしい気持ち」を表現する言葉をたくさん紹介します。たくさんの言葉に触れて、それを意識して雑談すると、あなたの雑談力は確実に上がります。共感上手の聞き上手になれるでしょう。
次の会話の”あなた”のセリフ、どう感じますか?自分だったらどんな気持ちの言葉で表現するかも考えてみてください。
無難に共感したら、こんな返事の会話でしょうか
相手 「彼女にプロポーズして、OKもらったんです」
あなた「よかったですね」
これでも、会話は成立しますが、雑談力が高い人は、もっと相手の気持ちに共感するぴったりな言葉で会話します。例えば、次のように。
上手に共感した話し方例
相手 「彼女にプロポーズして、OKもらったんです」
あなた「やりましたねぇ!」
こちらのほうが、相手に共感できてると感じませんか?上手な言葉選びのコツは、もし自分が当事者なら、どんな気持ちになるか想像することです。
今回の会話例だと、プロポーズのOKの返事をもらった彼は、次のような気持ちになったと私は、想像しました。「やったー!」とか「よし!」なんて気持ちです。
相手の気持ちを推測して、気持ちと同じ度合いの言葉で、共感を示すのが上手な表現方法です。今回の会話例は、相手が喜んだテンションに近い言葉と、気持ちを含んで、「やりましたねぇ!」という返事を選択しています。
次の会話も同じです。
この話のネタに、上手に共感しよう
相手 「風邪で1週間寝込んだんですが、ようやく治りました」
この会話では、1週間も寝込んでいて相当辛かった気持ちが推測できます。それが治って、相手のほっとした気持ちになっているでしょう。
上手に共感した話し方例
相手 「風邪で1週間寝込んだんですが、ようやく治りました」
あなた「よかったですねぇ。ホッとしたでしょ」
こんな共感でどうでしょうか。「よかったですねぇ」だけよりも、「ホッとしたでしょ」と相手が感じただろう気持ちを付け足すと、よりよい共感を示すことができます。
次の会話です。
この話のネタに、上手に共感しよう
相手 「おみくじで大吉が出たんです」
おみくじで大吉が出たら、単純な私は、次のような気持ちになるでしょう。
もし私ならこんな気持ちになります
(よし!調子いいぞ!!いまなら何でもうまく行く気がする!!)
コレを踏まえて、私なら次のような共感の言葉を投げかけます。
私ならこう共感して会話します
相手 「おみくじで大吉が出たんです」
あなた「絶好調ですね!」
こういった言葉って、聞いてる分には簡単そうなんですが、いざという時とっさに言葉が出てこないことがあります。これを解決するには、やはり言葉に触れる回数を増やし、言葉の意味(気持ち)を理解することです。あなたが、ここまでの文章を読んだだけでも、読まなかったときに比べれば、いい共感の言葉が、とっさに出てくる可能性が少し上がっているはずです。
本やテレビなんかで、気持ちを表すいいフレーズがあったらメモするくらいできるようになると、あなたの表現力は飛躍的に向上すると思います。
相手と同じテンションで反応すれば、共感が伝わる。