■オチのある話とは
話のネタにフリとオチをつけよう
一般的な雑談であれば、起こったことをありのままに話せば、それで雑談は成立です。共感できる話のネタであれば、それだけで聞き手はあなたの話のネタに注目してくれるでしょう。この注目された状態から、最後に笑いを起こすには、話のネタの結末を工夫する必要があります。
そもそもオチとは?という方のために、Yahoo!辞典で「オチ」を検索すると、
落ち - 落語で、しゃれや語呂合わせなどで話の終わりを締めくくる部分。下げ。
また、一般に、話の効果的な結末。「この話には―がついている」
だそうです。
ここでの解説でふさわしいように言い方を変えると、
話の流れからは予測できない、意外な結末。
となります。
話の最後に意外な結末があるからこそ笑いが起こるのです。
オチのある話とは、次のようなものになります。
オチのある話のネタの例
「最近ダイエットしようと思って、会社や駅でエレベーターは使わずに、階段を使うことにしてるの。
毎日夜に体重測ってるんだけど、苦労した甲斐があって、1週間で1キロぐらいペースで痩せたのよ。
でも、あんまり自分に厳しくばっかりだと続かないから、1週間頑張ったご褒美として、毎週お店でケーキを食べることにしてるの。
やっぱり私ってケーキが好きなのね、最近毎日ケーキのご褒美を自分にあげてることに気づいて、気がついたら2週間で3キロも太っちゃった」
いかがでしょうか?この話のネタの場合、ダイエットをしようと、階段を使うことで順調に痩せていく。これで終われば、普通の話として終わってしまいます。 女性であればこれだけでも興味のある話のネタとして成立するでしょう。しかし、この後意外な展開が待ち受けています。順調に体重を落としたご褒美として、 ケーキを食べて逆に体重が増えてしまいます。「それだったら、やらないほうがよかったじゃん」と思わせることで笑いは生まれます。
■「オチ」を成立させるために、「フリ」を意識する
フリとは、オチの前の状況説明のことです。この状況説明から、これからの話の流れを聞き手に予想させます。
オチで聞き手の予想を上手に裏切って、予想外のとんでもない話の展開に持っていくと面白い話は成立します。
先ほどの例で解説すると、フリからオチの流れは次のようなになります。
ダイエットをはじめた(フリ。トーク内で説明済み)
↓↓↓
順調に体重が落ちてきた(フリ。トーク内で説明済み)
↓↓↓
きっと、体重が落ちてきれいに痩せるのかな(フリ。トークの流れから聞き手が予想)
↓↓↓
食べ過ぎて逆に太っちゃった(オチ。聞き手の予想に反した話の結末を迎えることでオチが成立。笑いが起きる!)
フリを話す上で重要なことは、話のイメージをうまく伝えて、そのイメージから今後の話の展開が予想させることです。
聞き手の予想がはっきりとすればするほど、フリとオチのギャップで笑いが生まれます。フリはできるだけ丁寧伝えて、共感を得られる話し方を心がけてください。
さあ、面白い話のネタの条件が分かったら、早速話のネタを作ってみましょう。
些細な出来事でもフリとオチのギャップを作れば、面白なります。