「高校3年生=受験生」というイメージを早く取り去った人が、
受験を有利に進められるという事実があります。
「あ~3年生になったら、私も受験生になるだ」
というイメージですね。
これは非常に損な考え方です。
よく考えてほしいのですが、
高校1年生、2年生、3年生、
という区切りがあるわけですが、
これは便宜上そういうふうに区切られているだけであって、
学年の区切りと、
「受験勉強のスタートするタイミング」には、
なんの関連性もありません。
ようは志望校の本番の入試で、
合格点を取ればいいのです。
そのために
「いつ本格的に勉強をスタートするのか」という部分で、
ルールなどないのです。
あなたが自分で決めたスタート地点が、
受験勉強のスタートになります。
よって、その勝負に勝つには、
スタートするタイミングが早ければ早いほど、有利になります。
これはふつうに考えれば当然ですね。
「先んずれば、事を制す」なのです。
ところが、多くの高校生は、
「3年生=受験生」という区切りで考えてしまいます。
で、3年生の4月になったら、
「いよいよ私も受験生だわ」みたいに考えるのですが、
いや、そんなルールどこにもないよと。
難関大学に現役で合格していく人は、
ほとんどの場合、
このスタートするタイミングが早いです。
ギリギリで逆転合格した人は別かもしれませんが、
非常に安定した成績で
「ああ、この子はまず第一志望に合格できるな」と安心して見ていられる子は、
3年生になる前から、
受験生の意識で勉強している子が大半です。
頭の良し悪しとか、
根性の有る無しとか、
そういう次元のはるか以前の段階で、
「スタートするタイミングの早さ」
だけで、
トップ校に合格することは可能なのです。
受験生の意識をみんなより少し早く持つだけで、
不安も少なく、
勉強を楽しむ余裕も持ちながら、
誰もがあこがれる大学に合格する可能性が高まります。
4月から高校1年生、2年生になる方は、
ぜひ受験にはそういう側面があることを知っておいてください。