受験勉強というと、
学校や塾のクラスメイトはもちろん、
全国のライバルたちが
一斉に横並びになって同じ時期に勉強していくイメージがあります。
しかし、実際のところは
横並びになど全くなっていません。
その理由は、
「受験生」として
自分を自覚し始める「受験生活のスタートライン」が、
人によって違っているからです。
どんな物事への取り組みにおいてもそうですが、
「一般的なスタートライン」と
「自分で決めるスタートライン」があります。
多くの人は、
なんとなく一般論に従ってスタートしますが、
そんな一般論というのは実は意味が無いことが多く、
ほとんどの場合において
「スタートラインは自分で決めてしまえばいい」のです。
受験が終わっても同じです。
大学生活は4月からスタート、
就職活動は大学3年からスタート・・・などなど、
無数の「一般的なスタートライン」があるのですが、
そんなものは無視してかまわないのです。
もちろんそれに従ったほうがいい場合は従えばいいですが、
その必要がないのに一般論を素直に真に受けていたら、
一歩早くスタートしているライバルにあっさり先を越されることになるでしょう。
“戦い”に勝利するための本質的なパターンというのは、
すでに大昔に賢人たちがいくつも解説してくれています。
この場合は、
「先んずれば事を制す」という故事がそれにあたります。
(余談ですが、
大学生で時間がある人は、
古典を読んでおきましょう。
社会人になってからだと読む時間は一気に激減しますので。
読んでもなかなか古典のようなものを悠長に読んでられなくなります)
いつから「受験生」としてスタートするかは、
あなた次第です。
ただし圧倒的に勝利する人は、
ほとんどの場合、
みんなが「○○頃からスタートだ」と思い込んでいる、
その“はるか以前”にすでに走り出しているものなのです。