ダンスに慣れてきて、
ある程度踊れるようになったら、
ショーとしてのダンスを意識してみましょう。
人に見られることを考えて、
「見ている人がどう感じるか」
「自分がどう見られているか」を考えるということです。
さて、テレビや舞台で、
あなたが「かっこいい」もしくは「憧れる」と思うダンス。
なぜ「かっこいい」のでしょうか?
振りが上手に踊れているから?
確かに振りも上手に踊れているからです。
でもそれだけではありません。
例えば、これからお話しする「ちょっとしたコツ」をやっていない人が、
その「憧れるダンス」と全く同じ振りを踊ったとしても、
見ている人に同じような印象は与えられないと思います。
ダンスの技術とは、
正直関係ない「誰にでもできること」を実践するだけで、
同じダンスがぐ~んとかっこよく見えちゃうとしたら、
やってみたくないですか?
やらないと損だと私は思います。
そんな嘘みたいなコツとは、
大きくまとめて一言で言うと、ズバリ「表現力」です。
振りに心を入れるということ。
「そんなこと言われてもピンとこないし、
なんか逆に難しそう」と思われる方もいるかもしれません。
ここでは、わかりやすく、
簡単にダンスがワンランク、
ツーランク上がる私流のコツをお教えします。
難しい技術は必用ありません。
誰でもできる簡単なことばかりですので、
ぜひ試してみてください。
とにかく笑顔で踊る!
突然ですが、笑顔できますか?
ほとんどの方は日常的にも笑顔は使っていますよね。
「そんなこと?」
と思われるかもしれませんが、
かなり重要なことです。
いくら間違えず、
振り通りの完璧なダンスをしていても、
顔がムスッとしていては見ていても、
ちっとも楽しくないですし、
むしろ不快感さえ覚えるでしょう。
曲や振りの特徴などで、
あえて挑発的な表情で踊った方がいい場合や、
悲しい顔で表現した方がいい場合もありますが、
基本は笑顔で踊ること。
ダンサーが楽しそうでなければ、
観客は絶対楽しくならないのは当たり前ですよね。
極端に言えば、
あなたがステージで踊っていたとして、
本当は「疲れてもう限界」と思っていたり、
プライベートで嫌なことがあったとしても、
それを顔には出さず、笑顔で「楽しい」を演技するのです。
これはホントに効果大です。
特に小さいキッズダンサーなんかは、
正直、振りがちゃんとできていなくても、
笑顔で楽しそうに踊っていれば、
それだけでエンターテーメント要素が出てきます。
上級者になれば、一つの曲の中でも、
振りや曲のアクセントなどに合わせて、
笑顔だけでなく、表情を変えるとなおいいです。
表情を豊かにするだけで、
ワンランク上の「見せるダンス」ができるハズです。
服装・髪型を意識する
テレビやステージなどで見るダンサー、
かっこいいですよね。
おそらく、プロのダンサー達は、
どんな服装や髪形をして踊っても、
それなりにかっこよく見えることでしょう。
ですが、踊るジャンルに合った、
おしゃれな格好をしていたほうが、
より良く見えるのは当たり前ですよね。
たとえば、ヒップホップを、
バレエなんかで着るレオタードで踊っても違和感ありますし、
逆にダボダボの服でバレエを踊ってもあまりきれいに見えないですよね。
今の自分のスキルで、より良いダンスを見せたいのなら、
服装や髪形でかなり変わってきます。
「見た目から入る」
という言葉はあまり良い印象ではないですが、
ダンスを良く見せたい場合は必要な部分だと思います。
初心者の場合、
「じゃあ一体どんな格好をすればいいの?」と悩むかもしれません。
そんな時は、同じスクールに通う友達や、
先生を参考にしたり、ダンス雑誌を見てみたりします。
このサイトでもいくつか紹介していますので参考にしてみてください。
ただ同じダンスのジャンルでもスクールごとに、
服装などは特色があったりしますので、
個性を出すのも大事ですが、
スクールの規定などに沿って、臨機応変にした方がいいでしょう。
その場に合ったおしゃれな格好をすることで、
モチベーション維持にもつながります。