自分の実体験などを話のネタに雑談するときは、聞き手に話のネタのイメージが伝わるように話したほうが、雑談は盛り上がります。
話のイメージを伝えやすくするために会話の中に数字を取り入れるという会話術があります。会話の中に数字を取り入れることで、聞き手に具体的に伝わり、話のネタに興味をもたれやすくなります。
次の雑談例は、数字が入っていない普通の会話です。
話のネタに数字が入ってない雑談の例
あなた「休みの日に高速道路使って、出かけたんだけど渋滞につかまっちゃって結局すごい時間かかっちゃったよ」
この雑談例に数字を取り入れると、次のような会話になります。
話のネタに数字を取り入れた雑談の例
あなた「休みの日に高速道路使って、出かけたんだけど渋滞につかまっちゃって普段一時間でいけるところを、四時間もかかっちゃったよ」
いかがでしょうか?数字を取り入れて会話した方が、話のネタのイメージしやすいでしょう。どれだけひどい渋滞だったか、四時間も車の中にいて退屈でなかったのかと、興味も持ちやすくなると思います。イメージしやすいと、質問もしやすくなるため、雑談は盛り上がります。
こんな返事が返ってくるかもしれません。
先ほどの会話でこんな返事が返ってくるかも1
相手 「そんなにひどい渋滞だったんだね。最近高速道路も安くなったし、お出かけ日和のいい天気だったもんね」
先ほどの会話でこんな返事が返ってくるかも2
相手 「車の中の四時間も居たんだぁ。それは疲れたでしょ。一緒に行った人たちは大丈夫だった?」
また、数字を入れると比較がしやすくなるため、会話が広がることもあります。
あなた「朝いつも、7時に起きてるよ」
相手 「えーいつも7時に起きてるの!?そんな時間に起きてよく間に合うね。私なんか6時に起きて、ご飯食べて支度してたら、あっという間に7時半だよ。いつも遅刻ギリギリだよ」
あなた「朝は時間がないからいつもご飯は食べないんだね。少しでも寝ていたいんだよ。おかげでお昼までいつもおなかペコペコだよ」
普段の何気ない行動も、数字を入れ、詳細に話のネタにして雑談すると、その行動は自分だけの特別な行動であることがよくあります。聞き手が自分と比較し、相手の行動に興味を示したのが先ほどの雑談の例です。
日常を比較することで新しい話のネタも生まれます。日常の比較をした会話は、相手にとっても自分が主役になる話のネタになるので盛り上がること確実です。
例えばこんな質問も盛り上がる話のネタになります。
「寝る前の一時間何していますか?」
答えは千差万別。会話した人の数だけ答えがあります。
人によっていろんな返事が聞けて雑談は盛り上がる いくつかの回答例
「私は、寝る前必ずストレッチをするようにしているんですよ。これをやらないとなんだか寝つきがよくなくて」
「テレビを見てることが多いかな。夜中のテレビに結構おもしろい番組があって、テレビつけながら布団に入ってるよ」
「だんなの帰りが遅いし、いつ帰ってくるかもわからないから待ってる間によくソファーでうたた寝しちゃうのよ」
こんな会話の中で、相手の意外な一面を知ったり自分との共通点を見つけたりしながら、楽しい雑談時間を過ごせるはずです。
数字を使ったりしてイメージしやすいように話のネタを伝えれば雑談は盛り上がる。