「面白い話の話し方」でも説明していますが、
笑いが起きるのは、
フリで予想させた結末とは違う、
想定外のオチがついたときです。
今回の会話術では、
フリからオチまでのやりとりを短い会話の中で実行します。
・言ってることとやってることを逆にしたボケ会話術 例1
みんな「カンパ~イ」
相手 「先輩ってお酒強いんですか」
あなた「強いほうだと思うよ。俺の飲みっぷり見てろって」← フリ
(ビールを一口飲んで)
あなた「やばい、酔ってきた。横になっていい?」← オチ
・言ってることとやってることを逆にしたボケ会話術 例2
相手 「お互い一人暮らしだと、栄養偏るよな?」
あなた「料理ぐらい自分で作れって」← フリ
相手 「え!おまえ、料理作れるの?得意だって話聞いたことないぞ」
あなた「話したことないけど、俺は得意だぞ」
相手 「どんな料理作れるんだ?」
あなた「ゆで卵だろ、目玉焼きだろ、スクランブルエッグも作れるぞ。マヨネーズかけるとうまいんだ」← オチ
相手 「卵だけかよ!」
あなた「卵料理は奥が深いんだよ!」
・言ってることとやってることを逆にしたボケ会話術 例3
~食堂にて~
相手 「俺は親子丼にする。お前は、何するか決まった?」
あなた「う~ん。最近おなか出てきたから、ダイエットしてるんだよね」← フリ
相手 「そっか。それは大変だな」
あなた「じゃあ僕は、カツ丼、大盛りで!」← オチ
相手 「どこがダイエットだよ!」
この会話術のコツは、
フリの部分を強く強調して、
自分はこんな人間だと、
相手に思い込ませることです。
その後のセリフで、
強く強調した部分と、
間逆の言動をすれば、
オチになります。
できればフリの後、
一言二言の会話のやり取りのうちにオチに持っていってください。
フリからオチまでの会話が長いと、
ただの嘘つきと思われる可能性が出てきます。
「さっき行ってたことと違うじゃん、」と冷静に判断されて、
面白いという評価とは、
まったく違う印象を与えてしまいます。