■話し上手は”表情”を加工して「嬉しい気持ち」を表現する
話し上手は気持ちを加工し雑談する
雑談であなたが会話をする側に回ったとき、発した言葉やそのときの表情は、「あなたの考え」として聞き手に伝わります。あなたが楽しかった思い出を話のネタにしても、表情が無表情なら、「ホントに楽しかったのかな?」「何で怒ってるんだろう?」と、楽しかった気持ちは上手に伝わりません。
聞き手はあなたが発した言葉以上に、表情からあなたの気持ちを推測します。ですから、楽しかった思い出を話のネタにするなら、笑顔で雑談する必要があります。あなたが笑顔で会話をすれば「嬉しそうだな」「楽しかったんだろうな」と会話の内容と表情が一致して、話のネタにも共感しやすくなり、会話に惹きつけやすくなります。
人にいわたりの言葉をかけるなら、優しい笑顔で声をかける。自分の考えを相手に伝えたいときは真剣な表情を作って相手に考えをぶつける。会話で自分の気持ちを伝えるには、表情は大変重要な役割を果たしています。
■話し上手は”言葉”も加工して、より「嬉しい気持ち」を表現する
話し上手な人は、表情以外に、言葉を加工する会話術を身につけています。例えば、ポジティブな感情を会話の中で発言するときも単調な言葉で表現しません。言葉を加工して感情を深めて表現しています。
印象の良い話し上手になるには、次のように気持ちの表現を加工して会話するといいでしょう。
こんな表現で会話するとより気持ちは伝わる
加工前「幸せ」
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加工後「一生分の運を使い足してしまったんじゃないかと思うぐらい幸せ」
加工前「おいしかった」
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加工後「この世のものとは思えないくらいおいしかった」
加工前「嬉しかった」
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加工後「嬉しすぎて震えが止まらなかった」
気持ちを表現する言葉が上手に浮かばないのなら、ポジティブな言葉の前に形容詞をつけみてください。それだけで、相手に伝わる気持ちはぜんぜん違います。
形容詞をつけて気持ちを伝える表現の例
加工前「嬉しい」
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加工後「最ッ高に嬉しい!」
加工前「幸せ」
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加工後「すっごい幸せ!」
表情と言葉を上手に組み合わせて、あなたの気持ちを伝えて会話してみましょう。
気持ちを伝えることはあなたの人間性を見せることです。あなたの人間性を上手に見せれば、相手はあなたに好感を持ち、あなたともっと雑談したいと思うでしょう。
ポジティブな気持ちを上手に伝えることができると、印象のいい話し上手になれます。