いろいろある話のネタの中でも、聞き手が一番惹き込まれる話のネタは、やはり話し手本人の実体験ではないでしょうか。話し手本人が実際に体験した出来事は、一番リアル伝えることができる話のネタです。リアルで鮮明に伝えることができる話のネタほど、聞き手も興味を示し雑談は盛り上がります。
雑談で人を惹きこむ面白い話のネタを話したいなら、人と関わりあいましょう。
今の世の中は、人間関係がわずらわしいと思えば、人と余り関わらなくても問題なく暮らしていけます。積極的に人と関わり合いを持つ行動をしなければ、会話をすることなく生活できる人はたくさんいます。人と関わることが苦手な人もいると思いますが(昔の私のように!)、少しずつ慣れていけば話のネタもできます。雑談をする練習もできて一石二鳥です。
外でティッシュやチラシを配っている人がいたら受け取りましょう。そして「ありがとう」だけでも声をかけてみましょう。休みの日には特に用事がなくても散歩に出かけてみてはどうでしょう。なにか話のネタに出会えるかもしれません。
■人と関わりを持てば、それが話のネタになる
先日、家の近所を散歩していたら、こんなことがありました。
ガイドブックを持った、30代くらいの外国人女性二人組みが、私の家の近所を歩いていました。私の家は下町にあり、特に大きな観光名所なども無い所です。
大きなかばんを持ち、見た感じ観光旅行のようです。こんなところに何の用があるのかと思っていました。
不思議に思って見ているとその女性たちと目があって、私は道を尋ねられました。
カタコトの日本語で、「ココハドコニアリマスカ?」と、ガイドブックの写真を指差します。
その写真には、地元ではすこし有名はチーズケーキ屋さんでした。
ガイドブックは、英語で書かれており、海外で発行されたもののようです。外国のガイドブックに地元ケーキ屋さんが、のっているなんて思ってみませんでした。
私は地図を広げ丁寧に教えてあげました。
その女性たちは、道を教えてもらったお礼ということなのでしょう、持っていたかばんに手をいれ何かを私に渡しました。
私がもらったもの、それは日本で売っている「すこんぶ」でした。
この話を早速友人にしました。もらった「すこんぶ」に盛り上がり、楽しい雑談の時間を過ごしました。
この話のネタは、私が外に出歩かなければ得ることができなかったものです。外に飛び出すだけで、きっと思いもよらないあなただけの体験ができるはずです。ぜひ、積極的に人と関わって盛り上がる話のネタを実体験してください。
また、実体験を面白い話のネタにする方法は、「面白い話のネタの作り方・話し方」をご覧ください。
面白い話のネタはあなたが他の人と関わりを持ったときに生まれます。