授業と、
その復習のみできる、
という人もおります。
このケースでは、
授業が初めての学習になるのです。
こうすれば、
「理解が追いつかない」という事が生じがちになり、
”達人”による、
ようやくの授業も不必要となります。
授業は「1回しかない貴重なもの」なので、
すっごくもったいないことをしています。
授業中は、黒板に書いていることを
ノートに書き写すだけで精いっぱい。
内容はまったく頭に入ってこない。
そんな状態になります。
授業で、はじめて
全体の概要を理解しようとするため、
補足事項や詳細にまで頭がまわらなくなります。
こうした概要理解を予習の段階で終えておけば、
授業では、補足事項や詳細なことにも
注意が向くようになるわけです。
授業内容がわからない状態で、
いくら家に帰ってから復習をしても、
じつは復習にすらなっていないことが多くあります。
一方、前の日にサラッとでも予習をしておけば、
全体の流れを把握できるし、
たいていどのようなことが
書いてあるのかを把握することができます。
つまり予習の段階で、
たとえ左脳的知識は曖昧でも、
右脳による理屈抜き概要は、
頭に入るわけです。
このため、授業で細部の説明をうけたときに、
それを把握できる土台を、
あらかじめ作っておくことができます。
予習で得た知識は曖昧なことが多いので、
多くの場合、
疑問点が生じることになります。
このことは、
凄く良い出来事になります。
なぜなら睡眠中も無意識に、
ずっとそのことを心配し続けているためだ。
睡眠中も”睡眠学習”を展開しているのと一緒です。
これが記憶の定着に一役買います。
すでに理解していることを復習した後よりも、
疑問点を抱えた状態のほうが、
睡眠中の長期記憶化が進むのです。
概要を学習する程度でも
「予習」をしておけば、
授業では初見や初耳ということはないので、
先生の言っていることや
板書に書かれていることが理解しやすくなります。
これは大きな違いです。
しかも前日に学んでいることなので、
しぜんと復習にもなります。
2回繰り返しているわけですから、
授業が1回目の学習の人とくらべて、
すでに長期記憶化へのをスタートを切っています。
この時点で、
予習をしていない人を大きく引き離しているはずですね。
これが毎日積み重なれば、
それはいずれ、
学力や偏差値、
模試の判定結果という「目に見える形」になって表れてきます。
予習をしている人は、
その日のうちに自宅に帰宅しからでも、
もう一度復習しておけば、
合計3回学んだことになります。
連続3回の学習であれば、
長期記憶化への最初のハードルです。
授業があった日に、
自宅で3回目の勉強をすれば、
短期記憶を長期化する第一歩を踏み出したといえるでしょう。
ここまでくれば、かなり記憶に定着するので、
あとは1週間後、1か月後、3か月後に反復するだけです。