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失敗しない!TOEIC参考書・教材の選び方 8つの注意点

本屋さんに行くと、
TOEICの参考書や問題集って大量にあって、
どれを買ったらいいか迷いますよね(~∀~;)

 

そこで、TOEICの参考書・問題集の選び方には、
コツ・注意点があるなと思い、まとめてみました。

 

それでは、いってみましょう(=゚ω゚)ノ

TOEICは、2006年に新傾向に変更になったのは、
ご存知の方も多いと思いますが、
それ以降も、毎年どころか、毎回徐々に変化してきています。

特に、2010~2011年にかけてTOEICは難化しました。
※2012年以降~2013年12月現在は落ち着いてます。

 

リスニングセクションは、
音声は速くなり、語彙が難しくなり、
選択肢が長くなり(速読力が求められる)ました。

 

また、リーディングセクションのPart 5・6は、
以前は多かったテクニックで解ける問題が減りつつあります。

そして、Part 7は、
英文が長くなって、
スキミング(特定の部分だけ読む)というやり方では対応できない、
選択肢を1つ1つ吟味しないと解けない問題が増えています。

各パートの最近の傾向については、次の記事を参考にしてみて下さい。

(1)著者が今でもTOEICを受け続けているか

TOEIC対策本には、TOEICを受けたことがない著者、
もしくは過去に受けて満点は取得しているけど、
最近のTOEICは受けていない著者が、
出版社から依頼されて書いているケースがあります。

 

最初に申し上げたように、
TOEICは毎回変化しているので、
最新のTOEICを受けていない著者のTOEIC対策本が、
最新のTOEICの傾向を反映しているとは言い難いですよね。

 

というわけで、
基本的に毎回TOEICを受け続けておられ、
TOEICを中心に講師として活動されている、
TOEICの専門家の方々をご紹介しておきます。(当然皆さんTOEICは満点取得されてます)

●ヒロ前田先生
●神崎正哉先生

●TEX加藤先生

●花田徹也先生

●森田鉄也先生

●HUMMER(ハマー)先生

●中村澄子先生

●早川幸治先生

●あ~るさん

(2) 古すぎるものは避ける

最初に申し上げたように、
TOEICはここ数年で大きく難化したので、
古いものは避けた方が無難です。

文法書、単語集、Part 5・6対策本は、
多少古くても問題ないですが(それでも5年以内がいいかも)、

それ以外の問題集については、
基本的に3年以内に出た参考書や問題集がベターです。

 

特に、860点以上めざす方に、
気をつけていただきたいのは、
2011年より前に出たPart 7の問題集は、
最新のTOEICと比べると、文章が短かったり、
内容一致問題が少なかったりして、トレーニングになりにくいです。

 

2012年~2013年にかけて、
TOEICの難易度は比較的安定傾向にあるので、
2012年以降に出ている本は、そんなに問題ないと思います。

(3)不正解の選択肢についての説明があるか

特に、初心者~中級者の方にとっては、
「この不正解の選択肢が、
なぜ不正解になるのか分からない」で悩むことが多いんですね。

 

ですので、
不正解の選択肢が不正解になる理由を、
説明している割合の多い参考書・問題集を選んだほうがいいと思います。

※ただ、すべての問題に不正解の選択肢の説明がある問題集はなさそうですが(^_^ゞ

 

上述した、「究極の模試」「究極のゼミシリーズ」
「文法特急シリーズ」は、僕が調べている限りでは、
不正解の選択肢が不正解になる理由を説明している割合が最も多いなと感じています。

(4)大きさ・分厚さ・勉強しやすさ

特に英語初心者の方は、
大きい本や分厚い本は、
挫折の原因になるので、なるべく避けたほうが無難です。

※ただし、公式問題集を除く。

また、

 「リスニングのナレーターが、クセがなく聞き取りやすいか?」

 「紙質はどうか?色ペンで書き込んだ際、裏写りしないか?」

 「出版社サイトで音声がダウンロードできるので、MP3に変換する手間がかからない」

 「見開きページに解答・解説があるので、すぐに復習できる」

 「解説編にも英文があるので、解説編だけで復習できる」

などをチェックしておくことも、
勉強・トレーニングする上で、
とても重要な要素になると思います。

(5)Amazonの★5つを鵜呑みにしない

ご存じの方も多いと思いますが、
Amazonの「★5つレビュー」には出版社・編集者の自作自演、
著者のファンや頼まれて or 専門業者が書いているケースもあったりするので、
鵜呑みにはしないことをお薦めします。

Amazonをチェックしていると、
総花的に褒めてばかりの「★5つレビュー」は、
意識してるとしばしば見かけます。

 

そのレビュアーの他のレビューしてる本をチェックしてみて、
その本だけ、その著者だけ、
その出版社だけだったりすると、かなりアヤシイ(ー_ー;)

 

やはり、「★5レビュー」が、
圧倒的に多い本は気をつけたほうがいいですね。

逆に、「★1つレビュー」は、著者のアンチが書いていたり、
明らかに著者や出版社の非ではない理由で、
酷評されているケースも多いので、
これはこれであんまり参考になりません。

 

信憑性が高いのは、
「★4つ」~「★2つ」くらいで、
レビューの内容に、良い点だけでなく、
悪い点や改善点についても言及されてあるものです。

 

レビューを頼まれたサクラさんが、
「★5つ」以外の評価を付けたり、
悪い点や改善点を書くとは考えにくいなと。

 

トータルで「★5つ」未満の評価になると、
書店の目立つ棚に置いてもらえないとか、
そもそも書店に置いてもらえないとか、
いろいろと大・人・の・事・情❤があったりするそうなんです。

 

「Amazonのレビューにはサクラもある」と意識して、
レビューを読むことで、
徐々に見る目が養われてくると思います(・∀・)b

(6)電子書籍のメリット・デメリット

『特急シリーズ』のように、リアル書籍だけでなく、
電子書籍でも発売されてるTOEIC対策本が徐々に出てきてますよね。

その電子書籍版のTOEIC対策本について考えてみました。

 

【メリット】

 

電子書籍のメリットは、
多くの本をたくさん持ち歩く必要がないので、
出先で多くのテキストで勉強する派の方はラクになります。

かばんスッキリ。

また、電子書籍の端末によっては、
単語をタップするだけで意味を調べることができるので、
英文は確実に読みやすくなります。

あと、新刊だと電子書籍のほうが、
安く買えることが多いのもメリットですね。

 

【デメリット】

 

ただ、TOEIC対策本の場合、
ペーパーバックなどと違って、
前の章に戻って読み直すことがけっこうあるので、
電子書籍だとそれが少し面倒なんですよね。

リアル書籍のように、
目的のページを直感的にサッと開くというのがやりにくい。

あと、電子書籍はマーカーを引くことはできても、
【精読】的に書き込んだりするのができないんですよね。

 

スラッシュを入れたり、( )でくくったり、
余白に単語の意味を書き込んだり、
主語に「S」、動詞に「V」とか書き込めない。

 

もちろん、最終的には、
ご自身の好みで選んでいただきたいです。

個人的には、
電子書籍はペーパーバックや北米版のマンガなど、
読むのには向いてはいるけど、
TOEIC対策本にはあんまり向いていないような気がします。

(7) 今すぐやる本以外は買わない

Amazonや本屋さんでいろいろチェックしていて、
テンションが上がってきて、
英語書籍を思わず大人買いしてしまうことってあると思います。

 

しかし、自分の経験上、
「いずれやる」という本を、
あらかじめ買っておくのはお薦めしません。

 

理由は2つあります。

 

【理由1】英語力が上がると欲しい本は変わる

 

毎日2~3時間きちんと勉強し続けていれば、
半年~1年後には必ず英語力が上がります。

英語力が上がると、
すでに持っている参考書や問題集では物足りなくなって、
今の自分のレベル・好みに合った本が欲しくなります。

また、
「TOEICは目標点に到達したので、
これからは英会話にシフトしよう」といった感じで、
学びたいことが変わることもあります。

 

【理由2】近い将来より良い本は必ず出る

 

英語やTOEICは、昨今の出版不況において、
数少ない儲かる市場です。

ですので、次々といい本・教材が出てきます。

※もちろん、そうでない本も次々と出てきます(笑)。

例えば今、
ある本を「すごくいい!」と思って、
とりあえず買って積ん読状態に。

数ヶ月後、さらにもっといい本が出るということがあるんです。

 

そうなるともう、
その新しい本に目がいってしまって、
全く手を付けていない本には見向きもしない。

 

そんなことが多々あったんですよね(˜∀˜;)

そんなわけで、
今すぐやる本以外は買わないことをお薦めします。

例外としては、
辞書や文法書のような「手元に置いといて何度も見る系」の本は、
買っておいていいかなと思います。

(8) 最終的には自分の好みで選ぶ

ある程度、英語やTOEIC対策本を購入していて、
自分に合ったものを選ぶスキルが、
身についている方は問題ないと思います。

 

ただ、英語初心者の方は、
例え上級者が薦めていたとしても、
どんなにベストセラーであったとしても、
僕がこのブログでどんなに熱く語っていたとしても(笑)、
購入前に、本屋さんでチェックしてみることをお薦めします。

 

そして、自分に合わない本は、

→勉強やトレーニングが続かない→また次の問題集を買う
→英語教材ジプシー
→英語がなかなか上達しにくい
→挫折する…orz

になります。

また、最初のまえがきと解説を読んでみて、
もし著者の文体や言葉遣い、価値観が自分に合わなければ、
それも避けた方がいいです。

おそらく続かないです。

 

問題集の構成やデザイン(外身も中身も)、
色使い、文字のフォントなどにこだわる人は、
こだわった方がいいです。

 

気にならない人はそれで全然OKですが、
気になる人はおそらくその直感は正しいです。

構成やデザインは、
一見小さいことのように思えます。

僕自身、使い続けているのは、
意図したわけではないですが、
自分の好きなデザインのものばかりです。

 

見た目やデザインで、
テンションが上がってやる気が出る人は、
そういう問題集を選んだ方が確実に勉強やトレーニングが続きます。

 

そして「継続は力なり」です。

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