勉強のやる気が出ないという人は、
予習や先に進むことばかりに魅力を感じて、
それまで学んだ内容の復習が
不足しているケースが理由だと思われます。
人は一度理解したくらいでは
覚えきれないから、
長期記憶化したり
完全に理解するには、
やり続けて重ねることが大切です。
こうすれば基本がきちんとしてくるから、
新しいことを学んでもつかみやすくなり、
会得が容易になると思います。
勉強は基礎からの積み上げなのです。
このような繰り返しから
「勉強がわかる」ようになると、
楽しさがやってきます。
すると脳内にドーパミンが分泌されて、
また同じ行動をとりたくなります。
しかし復習をおろそかにしている人は、
どっさり忘れていってしまうので、
勉強がつまらなくなると言えます。
先に進むことも大切ですが、
1日のノルマのなかに
「復習する時間」を定めてみることも大事なことです。
勉強場所を、
たまには変えてみることも、
学習のやる気に好影響をあたえます。
いつも同じ勉強部屋だと
マンネリ化してくることでしょう。
ときどき図書館や喫茶店、
自習室、ファミレスなどで勉強すると、
新しい感覚が増し、
海馬がよろこびます。
海馬は場所を変えたり、
移動することによって
シータ波を発生させ、
記憶力や集中力がアップするからです。
車で未知の土地に移動して、
車のなかで勉強したり
読書するのも面白いかもしれません。
そして移動場所は、
お家で作り出せます。
たとえば、いつも
自分の勉強部屋で勉強しているとしたら、
たまには家のリビングやキッチン、
洋間、和室で勉強してみる。
はたまた自宅で、
どこか隅っこの「自分だけの場所」を発見し、
そこで勉強してみる、などです。
勉強グッズを自分好みのものにすることも、
勉強のやる気アップに役立ちます。
筆箱やシャーペン、ボールペン、
キャップ、消しゴム、定規、蛍光ペン、ノート、
下敷き、カバンなどなど、
お気に入りのものにすることで、
勉強のモチベーションが伸びます。
以上述べてきたことを全て実践していけば、
勉強のやる気が起きないのは、
ゼロになると言っても過言ではありません。