なるべく勉強のストレスを抑えたいつもりなら、
得意科目から始めると力を発揮します。
このため勉強の敷居が、
さらに下がります。
これなら、
いきなり苦手科目から始めるよりは、
どこまでもが楽です。
勉強のやる気を出す方法としては、
段差が少ないぶん、
理にかなっているといえます。
だんだん気分が乗ってきたら、
苦手科目にも挑戦すればOKだからです。
この考えは模擬試験や
中間・期末テスト、
本番の試験でも同じことが言えるのです。
問題の一番はじめから律儀に解いていると、
難しい設問のところで止まってしまいます。
それよりは、まずは全体を見つめ、
ラクそうなところから解いていくことが大切です。
そうしているうちに
脳にエンジンがかかってきます。
しかも「解ける箇所」は
すべて終わっていますので、
心に余裕が生まれ、
ひたすら難問に取り組めます。
難しいものからとか
苦手教科から勉強することを勧めているとしたら、
それは効果の出ない考え方なんです。
さて普段の勉強において、
得意科目から開始して、
やる気の発生装置である
側坐核のスイッチを入れたとしても、
苦手科目のやる気には結びつかないこともあります。
その場合は再度、
やる気のスイッチを入れることが大切だと考えます。
「やる気のスイッチは2度入れる」というわけです。
得意科目、好きな教科を勉強していれば、
気分が乗ってくるので、
苦手科目のやる気のスイッチも
入れやすいのではないでしょうか?
人間には苦手なもの、
大変なものから逃げたいという心があるので、
得意科目を勉強しているだけでは、
しぜんと苦手科目も勉強しようとはならないはずです。
そこで、やる気のスイッチを再度入れるからこそ、
苦手科目の勉強を「おもむろに始める」ことです。
なお得意教科を学習したら、
そのあとに、
かならず苦手教科を学習するように習慣化すれば、
前述したように得意科目の勉強が条件反射となり、
しぜんと苦手科目の勉強に入っていくことができるようになります。