会話中、相手がボケてきた時、
どう振舞うのがいいのか?
よりよい人間関係を築くための、
他人のボケに対する、立ち振る舞いを考えて見ましょう。
1.他人のボケが、面白いと感じた場合の立ち振る舞い
次の話し方例は、
ボケた内容が、
素直に面白いと感じた場合です。
相手 「・・・で結局、俺一人だけ置いてきぼりだよ」← オチ
あなた「はははっ(笑)じゃあ、ご飯も一人で食べたってこと?」
相手 「そうなんだよ。もう味気ないのなんのって」
あなた「はははっ(笑)
それは散々な日曜日だったね。仕事してたほうがよかったでしょ」
相手に気持ちいい雑談をしてもらうには、
相手の話に共感してあげることです。
共感してあげれば、
「この人は私の気持ちを分かってくれる人」だと、どんどん話をしたくなります。
相手が面白い話をしてきて、
あなたも素直に面白いと感じたら、
素直に笑ってあげましょう。
笑うことが共感です。
また、話を盛り上げるには、
質問することも大事です。
話のその後の展開や、
そのときの気持ちを上手に語らせてあげましょう。
相手が面白くボケたときは、
共感と質問で会話を弾ませてみてください。
2.他人のボケが、つまらなかった場合の立ち振る舞い
ボケた内容がつまらない場合、
「サムっ!」とあなたが
ツっこむことで笑いを作ることもできます。
しかし、こんなツッコミができるのは、
結構親しい間柄になってからでしょう。
上司や目上の人には、できません。
あなたと相手の二人だけであれば、
あなたが気を利かせて笑ってあげれば、
相手は好感を持ってくれるでしょう。
しかし、大人数での会話で、
一人の人がボケた。
しかしその内容がつまらなかった場合、
あなただけが笑ってあげても、
あなたの笑い声はむなしく響きます。
みんなはサム~い空気。
笑ったあなたまで、
サムい目で見られるかもしれません。
これを回避するためには、
すべった相手ではなく、
しらけている周りの人にツっこみを入れて、笑いを作ります。
・しらけている周りの人にツっこむ会話例
相手 「・・・で結局、俺一人だけ置いてきぼりだよ」← オチ
あなた「はははっ(笑)」
その他大勢「(し~ん)」
あなた「ははっ、俺しか笑ってないジャンか!」
← 周りの連中にツっこむ
その他大勢「はははっ(笑)」
← そのツっこみが笑いの空気に変える
ツっこむときは、
あなたの笑い声の延長で、
笑いながらツッこんでください。
笑いながらツッこむことで、
あなたの笑いは周りのみんなに伝染します。
結果的に、面白い話が成立します。
もうひとつ、相手の話がすべったとき、
サム~い空気を回避する会話術です。
サム~い空気は、オチの後、
「みんなが言葉を失った」沈黙の中で生まれます。
寒い空気ができる隙を作らずに、
あなたが話を進めてください。
よく使える話の進め方は、
すべった人を絶賛し、
オウム返しする方法。
何に絶賛するのかなんて深くは考えずに、
「すごいっ!」と絶賛すれば、サム~い空気になりません。
・すべった人を絶賛する会話例
相手 「・・・で結局、俺一人だけ置いてきぼりだよ」← オチ
その他大勢「(し~ん)」
あなた「すごいっ!結局置いてきぼりですか。それはすごいですね」
相手 「そうか?」
あなた「僕だったら耐えられないですよ」
相手 「そりゃそうだろ、俺だって辛かったさ~(笑)」
相手の話のオチの部分で、
笑いが生まれなかった場合、
無理して笑いとる必要はありません。
話し手自身は、
笑いを起こして注目を浴びたいはずですが、
笑いの代わりに、
「すごいっ!」とヨイショして、
違う注目を浴びせてあげましょう。
結局話し手自身は気持ちよくなりますので、
満足。
周りの聞き手も、
すべった話が合ったことさえ気付きません。
先輩や上司などの
目上の人がすべったときに重宝する会話術です。