ノンスタ井上あの事故のことはもう世間から許された！？

お笑いコンビ「ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ（ノンスタイル）」の石田明（３７）が１１日、ひき逃げ事故で不起訴処分になった相方の井上裕介（３７）が７日に謝罪会見して以来初めて、東京・新宿の「ルミネｔｈｅよしもと」の舞台に出演した。

　立ち見客を含め約４８０人の観客は拍手喝采で出迎えた。黒スーツに黒ネクタイ、ワインレッド色のシャツ姿で登場した石田は「普段は全身真っ白なんですけど、まだ謝罪モードということで」と説明。「相方がいましてね。井上というやつなんですが…」と切り出すと会場から笑いが漏れた。「名前言っただけで受けてる」とうれしそうに、相方いじりを始めた。

　「忘れもしません、昨年１２月１１日。１（イ）２（ニ）１（イ）１（イ）日。とてつもなく胃に悪い出来事を起こしまして」とネタを交え、振り返った。井上の謝罪会見については「涙、涙のブス会見。あんな泣き顔ブスな人もいるんですね」とバッサリ。

　さらに人気アーティスト・ピコ太郎の「ＰＰＡＰ（ペンパイナッポーアッポーペン）」のリズムに乗せ事故を説明。「アイ・ハブ・ア・自家用車。アイ・ハブ・ア・タクシー」と両手を上げ、力強く「ウーン」と手を合わせ衝突を表現。「ブ～ン」と言いながら、右手で“自家用”が逃げていく様を示し「事故太郎ですね」と加えると、爆笑で包まれた。

　漫才とは別に「Ｄａｙ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｌｅｇｅｎｄ」名義で歌手活動をしている井上に対して、「デイ　オブ　ザ　レジェンドって、気持ち悪い～。日本語で言うと、伝説の日。あいつでいうと、１２月１１日や」とチクリ。「あれからひと月たち、何もかわらぬ毎日で♪　ただ一つ違うこと、それは君がそばにいなーいこと～♪」と歌詞を口ずさみ、「それ、自分のことやないか！」と突っ込んだ。

　持ち時間１０分のうち、相方いじりは半分ほど。「コンビは解散しないですよ。ただこれは美談でもなんでもなくて、僕がアホに慣れてるだけ。６人家族なんですが、６人中、６人がアホ。つまり、僕もアホなんですよ」とコンビ愛をにじませた。

　井上の復帰時期は正式に決まっていないが、最後に「次回は、ぜひノンスタイルの面白い漫才を見に来て下さい」と意味深なあいさつで締めた。石田は次回１９日の「ルミネ―」に出演予定。

　昨年１２月１１日夜、井上は自家用車で帰宅途中、タクシーと衝突したが、通報せずに走り去った。４０代のタクシー運転手に全治約２週間のけがを負わせるなどし、２月１日に道交法違反（ひき逃げ）と自動車運転処罰法違反（過失傷害）で書類送検された。今月６日に不起訴処分が決定し、翌日謝罪会見を開いた。

提供元：ヤフーニュース

参照ＵＲＬ：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170311-00000296-sph-ent