普段から英語で考えること。
ネイティブにようにイメージすると・・・。
英語で考えられること=流暢なスピーキング
英語を話せるようになるためには、
頭の中で英文をスムーズに組み立てられるスキル
(もっと言えば、反射的に英語で考えられる思考回路)が必要です。
英会話で、
ネイティブスピーカーが話したことを理解します。
瞬時にアクションするためには、
どうしても英語のまま理解できる力が必要になります。
初心者の方の多くは、
日本語を使って英語を勉強していると思います。
英会話をしているとき、
英語のニュースを聞く時、英文を読むとき、
多くの場合、まず英語を日本語に置き換えて理解しようとします。
例えば、英会話をするとき、
日本語を使う学習者の脳内プロセスは次のようになります。
①ネイティブの話した英語を日本語に変換する
↓
②日本語で何を話すのかを考える
↓
③知っている英単語を組み合わせて英文を作る
↓
④スピーキングをする
このプロセスではネイティブスピーカーが何かを話すたび、
日本語を通して英語を理解するので、流暢な英会話ができません。
また、会話中、黙って考えていたら、
適切にコミュニケーションをすることができません。
このことから、スピーキングのスキルを伸ばすためには、
英語で考え、英文を組み立てられる考え方を身に付けることが大切になります。
では、どんな学習をすれば、
英語で考える力が身に付くのでしょうか?
英語オンリー、初心者向けエクササイズ
英語で考えられる力を身に付けるためには、
継続的な学習と、英語で考える時間を作ることが大切です。
とはいえ、初心者の方は、
具体的に何をすればよいのか分かりにくいと思います。
そこで、初心者の方は、
次のような方法を試してみるとよいかましれません。
用意するのは、
あなたが学習し終えたリーディングテキストです。
そのテキストを使い、
①1日1単元を音読する
②その単元の内容の要約を英文で書く(2~3行程度でかまいません)
というエクササイズを行います。
時間は、1日10分~15分程度でかまいません。
一度学習済みのテキストなら、
どんな内容の英文なのかが大体理解できているはずです。
その分、音読・サマリーもスムーズにいくと思います。
そして、ここが大切なポイントですが、
上記のエクササイズをしている間は、
決して日本語を使ってはいけません。
音読していて、
「あれ、この単語どんな意味だったかな?」と思ったときもです。
日本語で考えず、「What does it mean ?」など、
英語で考えるよう意識します。
気になったことがあれば、
全て英語の疑問文を作ります。
このときは、文法を気にしなくてもかまいません。
多少、間違えがあってもいいのです。
難しいなら、英単語で考えてもOKです。
日本語が浮かんでこないように、
出来るだけ英語で考えてみましょう。
万が一、日本語が浮かんでくるようであれば、
①の音読に戻ります。
そして、②の要約を書く時ですが、
英語を口にしながら手を動かすと効果的です。
きれいな英文を書く必要はありません。
「とりあえず、頭に浮かんだ英語を書く」
くらいの意識でかまいません。
このエクササイズのポイントは、
英語で考える時間を意識的に持つことです。
音読+作文で、
頭の意識を英語で埋めていくことが目的です。
1回のエクササイズは、
10分~15分程度でOKです。
たとえ1日10分程度でも、
1年続ければ「ちりも積もれば」です。
短期的に効果が出ることはありませんが、
徐々に脳内のプロセスが変化していくでしょう。
なお、繰り返しになりますが、
ポイントは継続的に英語で考える時間を作ることです。
上記のエクササイズのほか、あなたの環境、
学習スタイルにあわせ、一番続けやすい方法を見つけて下さい。