「本が売れない」という近頃の出版業界において、
TOEICは非常に儲かる市場のようです。
そのせいか、
TOEICを受けたことがない英語講師が、
出版社に頼まれて書いているケースがあります。
以前の僕は、
そういった事情を知らなかったので、
そういった「なんちゃってTOEIC対策本」も、
けっこうやってきたのですが、
当ブログではお薦めしていません。
この「TOEICを受けたことがない英語講師が、
出版社に頼まれて書いている本」というのは言ってみれば、
ラーメン屋の大将が書いた「うどんレシピ本」です。
ラーメンもうどんも同じ麺類ですが、
似て非なるものですよね。
美味しいうどんを作りたいのなら、
美味しいうどん屋の大将のレシピ本を買うと思います。
同様に、TOEICを受け続けていない英語講師が、
最新のTOEICに出る、良質な英文・問題を作れるとは考えにくい。
あと、TOEICが今よりももっと簡単だった時代に、
900点~満点を取得した人が本を書いているケースもたくさんあります。
ですが、TOEICはここ数年難しくなってきているので、
ひと昔前の勉強法や問題の解き方では、伸び悩む可能性大です。
そんなわけで、著者が最後に受験したのはいつなのか?
「年に何回受けているのか?」も重要になってきます。