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英会話スクールではインプットできる量が少なすぎる

英会話スクールに通う生徒さんの大半が初級者レベルです。

 

しかし、個人的には、
TOEIC600点(英語の基礎をマスターしているレベル)以下の学習者は、
英語で“会話”ができるレベルに達していないと思います。

 

つまり、英単語や英語フレーズのインプット量が、
絶対的に足りていないということ。

なぜならスピーキングとは、
知っている知識をアウトプットすることだからです。

 

使える英単語や英語フレーズのストックが、
自分のなかにいくらあるか?

によって、
会話の内容をどこまで掘り下げられるか?が決まってきます。

 

例えば、「週末は何をしましたか?」と英語で聞かれた場合、
インプット量の少ない初心者の人は「友達と買い物に行きました」とか、
「イタリアンレストランでおいしいカルボナーラを食べました」
程度の短文でしか答えられません。

しかし単語や言い回しを、
たくさん覚えて自分のものにした人は、
「大学時代の女友達と彼氏の誕生日プレゼントを探すために、
買い物に行きました。

 

帰りにテレビや雑誌でも、
話題のイタリアンに行ったんですけど、
ここのカルボナーラが今までの人生で食べた中で一番おいしかった!

○○っていうイタリアン、知っていますか?」のようなより具体的で、
つっこみどころが多く、
次の会話に繋がるような返しができるようになります。

 

そしてここが一番重要なのですが、
インプットはわざわざスクールに通うよりも、
自分一人で学習したほうが効率が良いのです。

レッスン1時間の間で、
先生との会話も織り交ぜながら、
覚えられる単語の数なんてたかが知れています。

 

自分一人での勉強では、
より多くの言葉やフレーズを覚えることができます。

それに、これは語学をマスターした人が共通して言うことですが、
語学学習のなかで一番大切な要素は「暗記」です。

 

日本語も言い回しやニュアンス、
敬語や漢字など、とても奥が深い言語ですが、
新しい言語を習得するというのは、
それがどんな言語であろうと奥が深いものだと思います。

ニュアンスまで正確に伝え、
ニュアンスを理解できるようになります。

 

自分や相手のキャラクターを表現・理解して、
人間関係を築くまでの力を身につけることが最終目標であれば、
記憶しなくてはならないことの量は膨大です。

 

時には理屈抜きで丸暗記することも必要だと思います。

英語力とは覚えては忘れ、
覚えては忘れを繰り返します。

地道な暗記の努力を積み重ねた後についてくる力だと私は思います。

 

地道なコツコツ暗記をすっ飛ばして、
おいしいところだけを、
チラ見せするような「英会話」では、
いつまでたってもベースが出来上がらない。

 

とても非効率的で初心者の方には、
絶対におすすめしません。

英会話はインプットのその先にあるものだと自覚しましょう。

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