TOEICといってもテストですから、傾向があります。
じつは、TOEICテストに出てくる英文の英単語には、
頻出のものがあるといわれています。
もちろん、確実に出てくる英単語もあるでしょうが、
普段なかなか使わない英単語もこの中に含まれています。
具体的な数字では、頻出単語は200ともいわれますし、
2000ともいわれています。
しかし、よく考えればこの単語の数は、
高校までの英語教育で学ぶ数に比較すれば、
そう多いものではありません。
つまり、TOEICテストに出てくる単語は、
おそらくは今まで一度も習ったことがない単語というのはほとんどないのです。
ですから、自分は単語をあまり知らないと思っている人でも、
じつはTOEIC頻出単語と同じだけの数は覚えているものなのです。
そう聞いたらなんか簡単な気がしませんか。
英語はやはり最初の単語でつまずくと思っている人も、
まずはチャレンジしてみてください。
意外とどこかで聞いたことがある単語ばかりかもしれません。
また、頻出の単語をしっかりと覚えていくことも大切です。
学生時代に覚えた英語は2つだけ
私達が受けてきた英語の教育で習った事は2つだけです。
一つは、文法。
そしてもう一つが英単語です。
ですので、いざ私達の目の前に英語のテストが迫ってくると、
脊髄反射的に「英単語」を覚えなきゃ。
と考えてしまいます。
日本の英語教育の刷り込みです。
結論から言うと、
TOEICのために英単語の暗記からはじめるのは時間とお金のムダです。
TOEICの英単語をしらべるのは簡単です。
過去の問題集をコンピューターで分析して、
頻出単語集として出版している単語帳が、
本屋さんのTOEICコーナーにいくらでもあります。
TOEIC単語の記憶術
わかりやすく説明すると、
人の脳には「短期記憶」と「長期記憶」の2つがあります。
短期記憶とは机に一時的に物を置いておくようなもの、
長期記憶とは一旦机に置いた大事なものを、
引き出しにしまうようなイメージです。
単語帳などを使って暗記する単語は、
「短期記憶」といってパソコンで言うとメモリのようなもので、
すぐに忘れてしまいます。
暗記した単語をTOEICなどのテストや、
実用的な英会話に使うには、
「長期記憶」に入れる必要があります。
つまり、短期記憶から長期記憶に入れ直す必要があるのです。