夫婦ケンカって実はサラダのレシピと同じ。
ちょっとしたズレで
味が大きく変わります。
その結果、すんごいおいしいものができたり
もしくは、まずいものができたりします。
サラダは、市販のドレッシングをかけることもありますが、
シンプルに生野菜を酢と油で和えることもあります。
なぜ、酢と油で和えるようになったのかは、
やはり「おいしいから」だったのでしょうけれど、
これが、科学的にみても野菜に含まれている
ビタミンを逃さない最良の食べ方なのです。
野菜には、空気にふれるとビタミンＣを
破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれています。
ですから、野菜を切ったまま放置しておけば、
その切り口からどんどんビタミンＣが
破壊されていってしまいます。
ところが酢には、この酵素の作用を抑えて
ビタミンＣの破壊を防ぐ働きがあります。
その上、切り口が油につけば
直接空気にふれることもありません。
また、油はビタミンＡの吸収も助けます。
アスコルビナーゼの性質がわかっていたわけでもないのに、
偶然とはいえ何ともうまい調理法があったものです。
生の野菜を食べるサラダは、西洋料理の中では
あまり手を加えない料理に属しますが、
その作り方にこだわった人は大勢います。
「三銃士」の著者、アレクサンドル・デュマもその一人。
彼は「サラダこそ、技巧の知性の表現の場」と主張し、
こだわりのサラダを作っていたと言います。
では、デュマの自慢のサラダをここで紹介てみましょう。
野菜は、レタス、ビーツ（赤カブ）、セロリ、
トリュフ、ゆでたジャガイモなどが主要な材料です。
まず、ゆでタマゴの黄身をボウルに入れてほぐし、
油を入れてペースト状になるまで練ります。
そこに香草のチャービル、ほぐしたツナとアンチョビ、
からし、大豆油、刻んだピクルスと刻んだ
ゆでタマゴの白身を入れ、手に入る限り最上の酢で薄めます。
そこに先ほどの野菜を入れ、召使に和えさせます。
召使が会えているあいだに、デュマは高いところから
パプリカを一つまみ振り掛けます。
ほとんどの材料が簡単に手に入るものばかりです。
デュマの「技巧と知性」とはどんなものか
試してみてはいかがでしょう。
＜雑学の本「技巧と知性を集めたサラダのレシピとは？」から引用＞
あの三銃士の著者すらも研究に研究を重ねた
サラダのレシピ。
このレシピには、寸分の違いがあってはならないのです。
これは、夫婦関係も同じ。
人によって、持っている具がかわります。
ある人は、ニンジンと玉ねぎとピーマンを。
ある人は、セロリとキャベツ。
また、ある人は、牛肉とコロッケ。
もし、これらの具で料理を作るとしたら
まったく違った料理の仕方で味はいくらでも
変化するでしょう。
夫婦関係も、それぞれが持っているものが違う。
だから、やり方を間違えればケンカにもなるし
うまくいくときもある。
それは、自分の具を知り、相手の具を知り、
最高の料理に作り上げるだけ。
大事なことなのでもう一度言いますね。
どうすれば、夫婦ケンカが絶えない夫婦になれるのか？
というと、、、
お互い持っている野菜を見極め、
それらを料理したときに、最高の
ものになるように日々、改良を加えていけばいいんです。
自分の具のことを知らない、
相手の具のことも知らない、
という状況ならばうまくいきにくいでしょう。
味が悪い料理を、お互いが我慢をして、
食べているんですから。
ですから、まずは自分を知るということから
はじめてください。
やり方は簡単。
感情が動いたときに、どうして動いたのか？
を質問するだけ。
例えば、夫婦でケンカになったときに
「どうして自分は、嫌な気分になったんだろう？」
と質問するんです。
そうすると、自分が嫌な気分になった理由が
わかります。（すぐにわからないと思いますが）
例えば、自分の学歴が無いことに対して
負い目を感じている場合、、、
相手が「学歴は大事よね。」
と言えば、なんかバカにされているようで
感情が気づかないうちに悪くなっていきます。
でも、相手は自分の気持ちを言っているだけで
その人を責めてやろうなんて考えていません。
にも関わらず、学歴が大事と言った相手に対して
「学歴がいかに必要ないか」ということを
論理的に話きます。
そうなると、相手は自分の意見が認められていない
と思い、反発するんです。
その結果、ケンカに発展する・・・
だからまずは、どうして自分が
腹を立てたのか？
ということを考えてみてください。
ただし、ルールが１つだけあります。
それは、
「誰かや何かのせいにしない」
こと。
相手のせい
会社のせい
親のせい
自分のせい
・・・
そうなったら、ルール違反ですので
もう一度、考えてみてください。
そうすると、自分がなぜ腹を立てたのか？
がわかるようになります。
それがわかれば、次からは同じような問題で
ケンカすることはほぼありません。
この繰り返しをしていくとケンカは急激に減ってきます。
それと同時に、少しずつラブラブになるんです。
そこらへんの細かい話などは
他の記事でも書いていますので、
いろいろとみてみてくださいね。
