AKB48卒業組がパッとしない。
ソロでのCDが売れていない訳ではない。
TVにも出演している。
しかし、AKB48時代よりステップアップした感がない。
なかでも深刻なのは河西智美だ。
河西はそもそもでAKB48内でも、
トップの人気があったわけではないし、
病気がちで使い勝手も悪い。
けれど、事務所はホリプロなんで、
グラビアなどの仕事が入ってくる。
『アッコにおまかせ』(TBS)にも出演していますからね。
それを本人は、売れていると感じ、
卒業したのでしょうが時期尚早ですよ。
河西にはまだタレントとしての色がない。
ソロアーティストとしていますが、
一般的にそのような印象はないですよね。
現在は、元AKB48ということで仕事を得ている。
それだけでは後々苦しくなる。
モーニング娘。
卒業メンバーの多くも、
同様に苦戦を強いられた。
本人たちも痛感していたが、
河西はそれに気付いていない節がある。
どこか上から目線の発言をしたり、
売れっ子モデルや大御所歌手のようなスタイルを真似したり。
有吉弘行がラジオにて、
「このコメントが許されるのってハリウッドスターくらい。
いや、ハリウッドスターが言っていても苛々しそう」と、
河西のコメントを皮肉ったように、
河西が持つ自身のイメージと世間の評価にはギャップがある。
ご存知のようにAKB48の初期のメンバーは、
クラスで一番可愛い子を集めた訳でもないし、
何かに特筆した子が集まった訳ではない。
女優やソロの歌手、
モデルの道に思うように進めなかった子たちが、
なんとか這い上がろうとAKB48のオーディションに来た。
彼女たちも自身の立ち居地が分かっていたからこそ、
握手会とか当時はアイドルが嫌がることも積極的にやった。
いわば努力のグループだった。
その集合体に魅力があった訳で、
個で活躍するというのは、物凄く大変なこと。
その個として戦う難しさが如実にあらわれていたのが、
『ミュージックドラゴン』(日本テレビ)に出演した板野友美だ。
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新曲のプロモーションも兼ね、
「可愛いー」という歓声と共に登場した板野だが、
MCにナチュラルな本田翼がいたこともあって、
“作られた感”が浮き彫りになった。
もちろん、可愛いのは間違いないが、
表情が少ないため、どこか違和感がある。
さらに、靴底の高いブーツを履いて、
自身をモデルのようにみせようとしているのも、
滑稽に映ってしまう。
横に本田や徳島えりかアナウンサーが立っているから、
AKB48時代とは違う印象を受ける。
それでも、AKB48時代同様に、
“ファッションリーダー”として振る舞うため、
ネットで異常ともとれる批判が起こるのだろう。
AKB48卒業組のなかで、
即戦力として活躍すると思われていた篠田麻里子も苦戦している。
その一方で、露出は多くないが、
秋元才加は業界内での評価が高い。
背伸びしている感のある河西や板野と、
ナチュラルな秋元。
その違いが、
AKB48卒業組成功の秘訣かもしれない。
そういった意味では、
ナチュラルな大島優子の卒業後には光明がある。