渡辺麻友さんがこの間の総選挙で初の1位を飾り、
そのセンター曲として、
「心のプラカード」が発売されました。
しかし、その売り上げは、
初週で100万ちょいと、
かなりミリオンがぎりぎりのラインでして、
ミリオン行くかどうかも心配されていたほどでした。
もちろん他のアーティストに比べて、
はるかに上を良く売り上げを見せているのですが、
これまでのAKB48の売り上げから見てみれば不振の状態です。
渡辺さん自身も売れなかったと自虐しているようで、
総選挙曲であるのに、
ここまでの売り上げの不振は、
少し何か原因がありそうです。
そこで、今回はその理由について考えてみます。
心のプラカードが不振で売れなかった3つの理由
1．恋するフォーチュンクッキーの二番煎じ
最初の理由として挙げることができるのは、
前回の総選挙曲である「恋するフォーチュンクッキー」と、
同じようなコンセプトにしたからではないでしょうか。
「恋するフォーチュンクッキー」は、
誰もが踊れることを目指し、
リズムに乗りやすいテンポや簡単な振り付けがきっかけで、
多くの人気を博しました。
踊った動画も募集したことで、
たくさんの動画が集まり、
カラオケも連続で1位を獲得するなど、
発表当時は考えられないブームを生み出しました。
そのような大人気のフォーチュンクッキーと同じコンセプトでやれば、
今回も売れると判断して、
「心のプラカード」をリリースしたようですが、
世間的には二番煎じのように思われてしまったようです。
「恋するフォーチュンクッキー」が売れたからといって、
同じコンセプトでやるのはおかしいという意見もあり、
飽きられてしまったということが原因に挙げられるでしょう。
2．恋するフォーチュンクッキーと比較されてしまった
同じコンセプトであるので、
「恋するフォーチュンクッキー」と、
比較されてしまったということも考えられます。
「恋するフォーチュンクッキー」の発売当初は、
こんな盛り上がらない曲は売れないと言われていました。
逆にそれが誰にでも受け入れられることが功を奏し、
大ブレイクしました。
のんびりとしたアイドルらしくない曲が、
売れたことは相当のインパクトがあったことでしょう。
そして、今回の「心のプラカード」も同じような曲となっていますが、
「恋するフォーチュンクッキー」のインパクトが強かったせいで、
今回のはそれほど多くの人に強い印象を残さなかったのでしょう。
それに、振り付けやリズムも、
「恋するフォーチュンクッキー」とは少し速いテンポであり、
特徴的な振り付けが見られないということで、
「恋するフォーチュンクッキー」より劣っていると見られてしまったことも、
さらなる原因となっているでしょう。
3．プロモーションや印象付けが弱い、
そして、プロモーションや印象付けが、
弱いということも理由の一つです。
上述したように「恋するフォーチュンクッキー」は、
のんびりした曲で、スタッフなども、
踊ったいろんなパターンの動画が集まったことで、
その新しいスタイルが注目されるようになり、
大きな反響を呼びました。
しかし、今回も同じことをやっては、
人々に対する印象付けは弱くなるでしょう。
それに「恋するフォーチュンクッキー」は、
いろんなCMとコラボしていまして、
かなり耳にしました。
今回の「心のプラカード」は、
それほど耳にすることはありません。
むしろ、まだCMで、
「恋するフォーチュンクッキー」が、
流れているものがあるくらいです。
メディアを通じたプロモーションという点でも弱いです。
それに「恋するフォーチュンクッキー」の
いろんなパターンの動画は、
目新しかったので多くのニュースなどで取り上げられました。
今回は目新しさは特にないので、
取り上げられることが少なかったように思えます。
それに渡辺麻友さんのキャラとしては、
王道アイドルというので、
アイドルらしい曲が期待されていたのに、
それは違った曲であり、
そのアンマッチも原因であることが考えられるでしょう。
まとめ以上のような理由で、
「心のプラカード」は売り上げが不振であったのでしょう。
基本的にインパクトが強かった
「恋するフォーチュンクッキー」と同じコンセプトでやったことが、
マイナスの要因だと考えられます。
今後の総選挙曲は同じようなコンセプトを、
デフォルト化するか、
それとも毎回目新しいスタイルで、
リリースするのか方針を立てることが重要だと考えられます。
ぜひ、ミリオン記録を絶たないように、
これからも大活躍を見せてほしいものです。
運営がどのように企画するかが要であると思います。
