リアリティーのある描写に、
松本さん演じる深山の「親父ギャグ」など、
シリアスなドラマながらコミカルな要素が多く、
ヒットの要因になりました。
「親父ギャグ」と並んで
ドラマの大きなスパイスになったのが、
劇中に盛り込まれた「小ネタ」です。
出演者が過去に出演した別の作品に関するオマージュ等が、
とにかく沢山盛り込まれていて、
一つ一つ本当に作り込まれたドラマでした。
平均視聴率も民法ドラマ年間2位
平均視聴率は17.2%で、
民放ドラマの年間2位と言うキレのある結果に。
ちなみに、1位はドクターX、
3位4位に相棒シリーズが連続で入り、
その下の5位が「逃げ恥」という結果でした。
米倉涼子さんにはかないませんでしたが、
このドラマ不況の時代に、
本当によく頑張ってくれたなと思います。
個人的には、「恋ダンス」等、
「逃げ恥」の方が脚光を浴びることが多いことから、
「負けたかな?」と感じていましたが、
99.9の方が順位が上で良かったです。
また、「相棒」シリーズの視聴率が高かったことは
想定外でした。
個人的ベスト小ネタ
ではここからは、
個人的に印象に残ったり
良かった小ネタをご紹介していきます。
前述の通り、
このドラマは
本当に小ネタがいっぱい仕込まれているので、
ベストを決めるのも難しかったです。
サダノウィンの置物に
「咲雷賞」 競馬好きな佐田先生の部屋には、
彼の愛馬「サダノウィン」の置物が。
その置物には、
サダノウィンが獲得したと思われる賞、
「咲雷賞」なる賞のゼッケン?が掛けられていたのです。
これ、読み方が難しくて
わからない方も大多数でしたが、
「さくらい」賞と読みとります。
はい、もうお気づきですね?
松本さんのお友達のお名前になっていたのです。
ちなみに、櫻井さんは99.9の主題歌のラップ詞を書き下ろしたり、
他にも櫻井さんに関する小ネタは沢山あったので、
映画化の際は是非友情出演を!
「お前がこんなコンパクトで
犬連れてる頃から司法試験受けてるんだよ!」
これは明石さんのセリフなのですが、
実は、松本さんが
18年前に初めて出演した連ドラ
「ぼくらの勇気 未満都市」で演じた
モリがいつも犬を連れていた事から来ています。
しかも実はこのドラマは、
今回99.9の監督をされた木村ひさし監督が
助監督として関わられた作品でした。
連ドラ初出演の松本さんと、
まだ助監督だった木村ひさしさんが、
このドラマで主演と監督として、
大きくなって再タッグを組まれた。
なんとも感慨無量です……
まとめ
ここには解説しきれなかった小ネタが、
恐らくこれの10倍以上はあると思います。
それほど、
細かいところにまでこだわられたこのドラマ。
続編や映画化の声もまず大半のようなので、
また深山先生と
斑目法律事務所のメンバーに再会できる事を確信しています!