受験勉強に取り組んでいると、
どうしても理解できない箇所や、
何度考えても解けない難問に突き当たったりします。
そういったときは一度、
その単元や問題から離れることが得策です。
ある程度、時間を置くことによって、
混乱した知識が脳内で
「しぜんと」整理されます。
ばらばらだった知識が整理されるので、
理解が進んだり、
解けなかった問題がすんなりと解けたりします。
睡眠をはさむことによって、
この現象はとくに顕著になります。
数日間、寝かせてみるわけです。
ただ、勉強内容を理解できないからといって長期間離れてしまうと、
その空白の時間は、
非常にもったいないことに・・・。
中学受験や高校受験、
大学入試の学習では、
難問に何度も突き当たるわけで、
そのつど勉強がストップしてしまうことは得策とはいえません。
そのための対策として、
受験勉強でいきづまったら、
楽に分かる内容に切り替えてみてはいかがでしょうか。
必ず解ける初歩的な問題を解いたり、
テキストのなかで当然知っている部分を
読み返したりするわけです。
人は、「わかる」と脳が喜びます。
すると、それをきっかけに
集中力と記憶力が復活してくるのです。
このように行き詰ったら、
一段階、下の知識を復習する。
それによって、
やる気が回復してきたら、
難問はとりあえず「寝かせておいて」、
どんどん先の単元に進んでいきましょう。
そのようにして、
勉強を中断せずに何とか持続していけば、
そのあいだに、
理解できなかったことが脳内で整理されます。
むずかしい過去問も解けるようになったりするものです。
しかも、そのあいだ止まらずに
学習を進めることができるので、
時間が限られている試験勉強ではオススメの方法です。