
僕が子どものことから、
「昆布やワカメをたくさん食べると、黒々とした丈夫な髪が生えてくる」
というウワサが真しやかにささやかれていました。
ほぼ、その当時の常識と言っていいでしょう。
しかし、年齢を重ねるとそのウワサにも尾ひれが付き始め、
「昆布やワカメを食べると髪が生えてくるので、薄毛にはいいらしい」
と全く形を変え始めました。
大量にワカメを食べる毎日
「髪が薄くなってきた」と、当時交際していた彼女にカミングアウトした翌日、
「髪にはワカメがいいんだよ」
と大量の乾燥ワカメを買ってきてくれたことがあります。
当時僕は一人暮らしで、
ロクなものを食べていないと思っていたのかもしれません。
その日の夜は彼女の手料理でしたが、なんせワカメ尽くしでした。
ワカメのおひたしにワカメご飯。
極めつけはワカメのお味噌汁。
なぜ、お味噌汁が極めつけかというと、
『ワカメが汁より多いから』です。
お椀のフチより、こんもり盛り上がったワカメ。
それをえづきながらも毎日2ヶ月食べ続けました。
しかし、昆布やワカメを食べて、本当に髪が生えてくるのでしょうか?
「海草類を食べて髪が生える」には、
科学的根拠はありません。
ワカメや昆布だけでなく、
ヒジキにも『ヨード』や『ミネラル』が含まれていて、
これらが髪にいいというイメージがついたのかもしれませんが、
そこに科学的根拠はありません。
確かに、ヨードもミネラルも、
髪の毛が作られるときに必要な要素ではあります。
それらを摂取しただけで髪が丈夫になったり、
まして生えてくることなんてありません。
これは、サプリメントなども同じで、
特定の成分を摂取することが、
髪を生やしたり育てたりすることは、
科学的根拠がないと考えたほうがいいです。
しかし、海藻がよくないということではなく、
バランスのよい食事はとても重要です。
それらも含めて、
薄毛に関しての正しい知識をもつことが大切です。
余談ではありますが、その彼女に上記の話をしたところ、
あっさりフラれてしまいました。『髪』以前に『やさしさ』がないと…。