元AKB48で女優の大島優子が、
低刺激洗浄料「ミノン」のCMキャラクターに選ばれ、
新CM発表会に出席した。
CMの演出は映画監督のタナダユキ氏が務め、
大島は徳島から上京して3年目のOL・麻子を劇中で演じる。
大胆に肌を露出して、
お風呂で体を洗うヌードシーンがありました。
大島が徳島弁で「もうカサカサせんように」と、
肌に優しい同商品をPRするという内容だ。
イベントの最中、
大島は入浴好きという話題から、
「裸にもなれるし、心も体もリラックスできますよね」などと発言。
AKB時代に「楽屋で全裸になるクセがある」といわれていた大島だが、
それに引っ掛けて全裸好きを再びアピールした格好だ。
大島といえば、
発売されたグループ卒業後初の写真集『脱ぎやがれ!』(幻冬舎)で、
上半身裸の手ブラや水着のパンツをずらした半ケツショットなどを披露し、
その脱ぎっぷりのよさを世間に知らしめた。
また、発売記念サイン会でも、
「作品によりけりですけど(女優として)脱ぐことに抵抗はない」と、
爆弾発言。
映画などで必要があれば、
いつでもオールヌードになる覚悟があることを宣言していた。
あまりにも短期間で「ハダカ」をアピールしまくっており、
ファンの期待が高まる反面、
何かしら焦りのようなものも感じられなくもない。
卒業後は女優に専念すると公言していた大島ですが、
あまり演技の評価は乏しくない。
卒業後初の映画出演となる11月公開の『紙の月』が、
分岐点という声があるものの、
大島が演じるのは原作にいないオリジナルキャラクターで、
添え物のような存在。
業界の注目は主役の宮沢りえの濡れ場に集まり、
それほど大島は重要な役柄ではありません。
あまりこれといった作品のオファーもないらしく、
本格的な映画となると、
大島をメインに据えるのは厳しいという声が根強いようです。
それを敏感に感じ取り、
大島は必死に『脱げます』アピールをしている感じです。
大島の焦りも理解できるが、
これはアイドルから女優に転身する時に誰もが直面する大きな壁だ。
「元アイドル」という世間や、
業界の色眼鏡を覆すためには、
演技を磨きながら端役でも何でも全力でこなし、
少しずつ評価を勝ち取っていくしかない。
だが、そうは分かっていても、
焦ってしまう事情があるようだ。
大島が強く意識しているのは、
AKB時代に人気を二分した前田敦子の存在。
前田も卒業当初は『元アイドル』の肩書きに苦しみましたが、
『もらとりあむタマ子』(山下敦弘監督)で自堕落なヒロインを演じ、
自身のイメージを塗り替えた。
続いて主演映画『Seventh Code』が、
ローマ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門で2冠に輝き、
ハクをつけることにも成功した。
次回作となる来年1月公開の『さよなら歌舞伎町』は、
5組の男女の人生が歌舞伎町のラブホテルで交錯してくというストーリー。
前田は染谷将太と倦怠期のカップルを演じ、
こちらも元アイドルのイメージを打ち消す内容になっている。
蜷川幸雄の舞台も経験し、
女優としてブレイクしたとまでは言えませんが、
確実に評価を上げてきています。
大島にとって前田は永遠のライバル。
一足早く卒業した前田は、
歌手活動と平行して女優をしているが、
大島は女優に専念したいと公言するほどの意欲の高さ。
それなのに前田の方が評価され、
オファーもあるとすれば大島が焦るのも無理はない。
今のところ、
前田は「ヌードや激しい濡れ場はNG」とされているため、
大島は「脱げる女優」をアピールして、
追いつき追い越そうとしているようだ。
いずれにせよ、
大島が脱ぐのなら男性ファンは大歓迎に思えるが、
その一方で「脱げば評価が上がるというものではない」という当然の声もある。
未熟なうちに下手にヌードになれば、
「ウリはハダカしかない」というイメージになり、
逆に評価が下がってしまう危険性もあるだろう。
果たして、
大島の「全裸」アピール作戦はどのような結果になるのだろうか。