ファンなのだろうかイベントテロであるのか、良心が言われるアイドルファン
もはやAKBよりも高い感じでファンが急激に増加中の乃木坂、妹分の欅坂の誕生と共にその知名度もどんどん上げ、アイドル活動だけに限らずモデルや女優でも躍進しています。
そのファンの急増につれて問題点も拡大しています。
それは握手会やライブ会場でのマナーがますます悪化してきているというところで今回、メンバーの松村沙友理が10月1日に始めた全国握手会で残酷なことを言われた旨をトークライブアプリ「755」で明かしています。
もちろんライブ会場で応援するための声援やメンバーを好きな気持ちを声に出すのは良いです。
関係の無い場面で乃木坂に関係の無い言葉を叫んだり、コールをするのはやはり周りのファンや運営するスタッフにも迷惑が・・・。
このところ握手会では問題がいっぱい生じているようで、メンバーに暴言を吐いては泣かせてしまう輩もいます。
そして公式ホームページ上での運営スタッフに加えて終いにメンバー自分たちのブログなどでも「傷付いた」と書かれる始末・・・
「MIX」とヤジは違う
ライブなどが行われる際、曲のイントロの部分で盛り上げるために掛けるかけ声のようなものがありそれを「MIX」と呼びます。
これは音楽のテンポに合わせた「合いの手」のようなもので、アイドルとファンが一体となって作り上げることにより、ライブやイベントなどを盛り上げるために行うものですよね。
テレビなどでもよくやっている「タイガー!ファイヤー!サイバー!・・・」っていうヤツですね。
ライブ開始直前のイントロのような部分を「OVERTURE」といい、開場が一瞬真っ暗になりメンバーが登場するまでの間、ファン達でムードを高めるところになると考えますが、その時も共通のかけ声をします。
メンバーが出てきて曲が始まる時に当然曲紹介をするのですが、そこでメンバーの名前を呼んだりする事も多々見受けられます。
その時に名指しするだけならいいのですがヤジを飛ばしたり関係の無いことを言ったりする人達が居るのが現状です。
もはやファンとは言えないでしょう。
ただその場のアイドルとファンの大切な空間を壊しに来ているだけなんですから。
そもそもアイドルは慈善事業じゃないんで・・・ アイドルというのは「職業」の1つであり、それをすることによって収入を得て生活をしているわけですよね?
言ってみれば、直接的・間接的な違いはありますが「接客業」みたいなものです。
だからといって昔からよく勘違いして言われる「お客様は神様です」ということで、客(ファン)側はお店(アイドル)側に対して何をしてもいい決定的な存在という訳ではありません。
「お客様が黒と言ったら白くても黒なんだ」というのは間違い。
握手会に加わるメンバーはもちろん人気商売でもありますから、みんな明るく愛想が良く対応してくれますがその中でも特に「神対応」と聞いて、一度その人と握手してしまうと、そのメンバーを推していたわけでもないのに、ファンが生じてしまうようなメンバーもいるわけです。
そんなメンバーに対しても「ほら、釣り師なんだろ?オレを釣って見ろよ」と言って泣かせてしまうような事件もありました。
アイドルがいくら人気商売だとしても、結局は「人対人」です。
お互いに気を遣って楽しくイベントを活気付けることが一番だと思いませんか?
「お客様は神様だろ!」精神の人が多し。
よく勘違いした客やファンがいう言葉で「お客様は神様なんだろ?」というのが見られますが、これはピント外れの認識が広まっているようで問題が多くおきています。
「神様だからその人の言うことは絶対。逆らうことはあり得ない。だから要求は全てのむのが普通」という考え方は思い違いです。
本来は故・三波春夫が「歌を歌う時に私はあたかも神前で祈るときの様に雑念を払って心をまっさらにしなければ完璧な芸をお見せすることはできないのです。
ですからお客様を神様とみて歌を歌うのです」という気持ちで自分の雑念を払って芸事に力を入れるという事で芸道に関する言葉です。
それを「客は神なんだから言うことを聞け」というのは完全に間違いですね。
むしろ「神様」なら願いを叶えて欲しいものです。
今回のことは乃木坂メンバーからの切実な願いでしたが、他にもファンとの交流を大切にしているアイドルは有名な「会いに行けるアイドル」のAKBグループを始め、今やたくさん居ます。
せっかく好きなアイドルに直接会って話が出来る機会をセットしいるのに数人の心ない行動でメンバーを傷付けてしまい、こういうことが続くとイベント自体が実施されなくなる可能性もあり得ます。
せっかくイベントに行くなら、アイドルの楽しそうな顔を見てた方が自分も明るく幸せに過ごせるのではないかと考えます。