「お父さん薄毛?じゃ君も薄毛になるね」
そんなことを言われたことはありませんか?
「母方の祖父が薄毛だと遺伝する」
そうテレビなどで目にしたことはないでしょうか?
僕は嫌という程この手の情報に涙を飲まされてきました。
では実際どうなのか?
僕自身に照らし合わせると、
これは「事実」という他ありません。
父も薄毛、父方の祖父にいたっては30歳でツルッパゲだったそうです。
母方の祖父も薄毛…。
もう、薄毛とハゲのオンパレードです。
あまり参考になりませんね。
僕個人としては、遺伝といっても2パターンの遺伝があると考えています。
「細胞レベル」の遺伝
「生活習慣」の遺伝
この2つです。
「細胞レベル」の遺伝
世間では「太りやすい体質」や、
「目(視力)が良くない家系」なんてことを言いますよね。
そして「薄毛になりやすい体質(家系)」。
例えば「太りやすい体質」の人は、
幼い頃に摂取する食物の量などによって「肥満細胞」の数が決まり、
人よりも肥満細胞が「過剰」な人が「太りやすい体質」になるといいます。
これと同じように細胞レベルで「薄毛になりやすい」場合、
それ自体に対しての対策は今のところ皆無なんじゃないかと思います。
山中教授のiPS細胞の今後の研究成果にすがるしかないのではないかと。
しかし、周りを見渡すと、
それに該当しない人もいることに気がつきます。
例えば、某有名スポーツ選手。
お父様がテレビに出演されたとき、
失礼ながら間違いなく「薄毛」でした。
しかし、そのスポーツ選手自身はフサフサ。
お金があるんだから…とうがった物の見方をすれば考えようもありますが、
短髪であれだけ見事な物にお目にかかったことはありません。
ですのでおそらく「自毛」でしょう。
ここで1つ、「細胞レベル」の遺伝は、
「薄毛になる」のではなくて、
「薄毛になりやすい」というところがポイントなんだと思います。
「太る」のではなく「太りやすい」のだから、
食べ物や運動に気を配れば予防できる。
それと同じように日常に気を配ることで、
「薄毛になること」を予防できるはずです。
「生活習慣」の遺伝
友人と旅行に行ったとき、意外な行動に驚くことはありませんか?
例えば、「夜寝る前に歯を磨かない」や「暖かい牛乳が飲めない」とか、
「全裸でないとウンコができない」とか。
最後のはさておき、自分の「当たり前」からズレた行動は、
主にその人の「生活習慣」で、その家の「習慣」そのものだったりします。
「親が夜寝る前に歯を磨かない」や、
「我が家では牛乳は必ず冷たい」とかです。
そして、先ほどの「太りやすい体質」も、
太りやすい食べ物をよく食べる家系なら、
その人の食習慣に驚くことでしょう。
同じように「薄毛になりやすい体質」の場合、
もともと「薄毛になりやすい生活習慣」に馴染んで、
暮らしてきたのではないでしょうか?
「生活習慣の遺伝」の方が重要で、
それを改善することが薄毛対策によいということが推測されます。
原因も合わせてあなたの生活習慣を改めて見直してみましょう。