TOEICテストとはなにか
TOEICはコミュニケーション能力を計るテスト
英語の能力を計るテストはいくつかありますが、
TOEICとは英語能力の中でも、
特にコミュニケーション能力に
特化した英語力を計るためのテストとして用いられています。
コミュニケーション能力を計りやすい英語のテストという特性から、
企業が社員に求める英語力の成績表としてよく使われています。
会社によっては一定のスコア以上を役職への昇進条件としたり、
昇級の基準とする事もあります。
また、TOEICを求める企業が多いこともあり、
550点、600点以上のスコアであれば履歴書の資格として、
評価されることも多くなっています。
TOEICとはどんなテスト?
TOEICとは、
簡単に言うと英語の資格試験のことで、
英検2級や簿記3級のように、
持っていることで就職や転職時に有利に働く資格です。
TOEICテストは、
世界の約120ヶ国で実施され年間600万人が受験している、
英語のコミュニケーション能力を測定する世界共通の試験ですから、
個人の英語力を測るものさしとしては英検よりもグローバルであり、
日本でも広く評価されています。
TOEICのテストは、
合格不合格でではなくスコアで結果が判定されます。
スコアは10〜990点までの点数で評価され、満点が990点です。
テストの内容は、
リスニングとリーディングのセクションに2つのセクションに分かれています。
簡単に言えば、
聞くことと読むことがテストの内容になります。
英文を書いたり、
英語を話したりというテストはありません。
そして、回答形式はすべてマークシートになります。
テスト時間は、リスニング45分、
リーディング75分の計2時間になります。
マークシートと聞くと、
ある程度運で点数が取れるのではと思ってしまうかもしれませんが、
ChanceScoreとう仕組みがありそうはいきません。
ですので、ここでしっかりと対策を立てて、
600点以上のスコアをマークしましょう。
TOEICは日本でも高く評価されていますので、
このTOEICテストで高いスコアを持っているということは、
就職や転職にかなり有利になります。
全くの初心者の方は、
まずは600点台を目標にするのが良いと思います。
英語はあまり得意でないし、
英語の成績も良くなかったから、
いきなり600点は・・・、と思うかもしれませんが、大丈夫です。
TOEICの勉強は英語をマスターするのとは違います、
どちらかと言えば、
パズルと同じで解き方を覚える事で一定のレベルまではスコアを簡単に上げる事ができます。
合否でなくスコアで評価
英検や簿記と違い、
TOEICテストには
『合格・不合格』という概念がありません。
10点から990点までのスコアで英語力が表現されます。
TOEICのスコアは、
評価基準を一定に保つために統計処理が行われ、
英語力に変化がない限り
スコアも変化しないという点が大きな特長です。
平均的な高校生が
TOEICテストを受験すれば
400点前後と言われていますから、
TOEICテストが履歴書の資格として有利に働くのは、
600点-700点あたりからと言えるでしょう。
TOEICの活用状況
前述したように、
TOEICは世界各国の様々な企業・学校・団体で、
様々な用途・目的で幅広く活用されている資格試験です。
2010年統計で世界では年間約600万人、
日本国内でも年間180万人が受験しています。
■ 企業の活用状況 [ 日本企業が求めるスコア一覧表 ]
・ 新入社員の採用基準
・ 昇進・昇格の基準
・ 海外出張や駐在の基準
■ 学校の活用状況
・ 推薦入試の基準
・ 英語課程の単位認定
・ 授業の効果測定