テレビでは「薄毛の悩みはお医者さんに相談」というフレーズがよく流れ、
薄毛は病院で治せると世間にかなり浸透してきたのではないでしょうか。
しかし、「じゃ専門科はどこ?」っていうのは明確ではないですね。
近くの病院を見まわしても「薄毛外来」なんて見たことありません。
ここが薄毛治療に関して浸透しているようで浸透していないところですね。
薄毛の治療は皮膚科で受けることができます。と、言われています。
皮膚科があまり乗り気じゃない薄毛治療
しかし、僕の経験上、
皮膚科の先生方は薄毛の治療をあまり快く思われていないように思います。
薄毛の治療をなぜ皮膚科が受け持つことになっているのか?
髪は昔から「女の命」なんて言われるように外見を重視されますが、
もともと髪は体を覆う皮膚の一部です。
皮膚にはいくつかの層があり、
それぞれ体を守る役割があります。
そして髪は一番外側の「表皮」から発生する皮膚の一部とされています。
当然役割もあり、ご存じだと思いますが、
保温、紫外線など外部からの刺激を軽減、
ものがぶつかったときのクッションなどです。
そういった理由から「髪は皮膚」とされ、
「皮膚は皮膚科」ということです。
自由診療という時点で病気としての扱いに無理がある
実際に診察を受けるタイミングで「薄毛で悩んでいます」と先生に伝えると、
顔が急に曇ります。一応薬の説明を一通りしてはくれますが、
「だけど、高いよ?本当にこれを飲む必要があるの?」
と逆に質問されたことがあります。
薄毛の治療は自由診療、
つまり保険が適用されないわけです。
おおざっぱに言うと国から病気として、
認められていないということです。
「薄毛の治療はお医者さんへ」の仕掛け人は製薬会社
そもそもなんですが、
病院はあまりおおっぴらに宣伝することが、
医師会の意向でできないことになっています。
ではあの「薄毛の悩みはお医者さんに相談」
CMはどこがやっているかというと、製薬会社なんです。
某AGAのホームページも製薬会社が管理しています。
これで大体の流れは見えたと思います。
製薬会社は薬を売りたい
薄毛を病気にすれば薬が売れる
病気なら病院で治療出来なければ
といった感じですね。
そして最後にしわ寄せが皮膚科に行くということです。
当然先生なので、
治療を頼まれれば簡単に断ることもできないでしょうし、
あれだけバンバン宣伝されたら知らない顔もできません。
責任だって伴います。
乗り気にならないのも分かりますよね。
僕は皮膚科の先生に、
はっきり「死ぬわけじゃないし」と言われたことすらあります。
頭皮の赤みなど、薄毛の前兆を感じたらどうすればいいの?
病院があてにならないとしたら、
どうすればいいの?ということになります。
それはまず、あなた自身でできることから始めましょう。
頭皮が赤いのは「血行不良」
例えば「頭皮が赤いと薄毛になる」と言われますが、
そもそもなぜ赤くなるかということですが、
人の皮膚は薄い膜のようなもので、下地が透けて見えるわけです。
その下地が赤い、つまり血ですね。
ということは血流が滞っているということです。
血液が滞った状態「血行不良」になると、
髪を育てるのに、
必用な酸素や栄養分を運ぶことがスムーズにできなくなります。
血行不良が薄毛の原因と言われる理由です。
では、どうすればよいかというと、
血流が悪くなると心配なのは薄毛だけではなく、
脳梗塞、心筋梗塞といった成人病があります。
別名「生活習慣病」ですね。
血流の改善には生活習慣が深く関わっていることです。
そして、この生活習慣を見直すのが、
なによりも一番大切なんです。