飲む発毛薬として、
すっかりメジャーになった「プロペシア(フィナステリド)」。
おでこの生え際から薄くなる、
男性型脱毛症の治療薬です。
ちなみにプロペシアは商品名で、
本来は「フィナステリド」と言います。
フィナステリドってなに?
男性型脱毛症の治療薬として定着していますが、
もともとと言いますか、本来は「前立腺肥大」の治療薬として、
1992年にアメリカで認可された薬です。
この認可されるプロセスの中で、
男性型脱毛症の人に投与すると、
育毛効果が表れることが分かりました。
そこから育毛剤としての研究が始まりました。
前立腺肥大の投薬としてフィナステリドを服用し、
副作用として発毛したということですね。
そして飲む発毛薬「プロペシア」として販売されたワケです。
余談ですが、
一世を風靡した「リアップ」の「ミノキシジル」も、
予期せぬ効能だった。ということと似ています。
プロペシアは「生える」というよりも「現状維持」というのが正直なところらしい
僕自身、日頃は、
プロペシアのことなんて気にしていませんでした。
一月7,000円?8,000円程度の費用を払って、
プロペシアのメジャーな副作用「性欲減退」を招いてまで、
薄毛を治すことに抵抗があったからです。
しかし、先日胃腸の調子が悪く、
胃腸科へ行ったときのこと、
トイレの中で見慣れた単語「AGA」の文字が目に入ったので、
なんだろう?と見てみると、
「AGAでお困りの方は、このカードを医師にお渡しください。
当院はAGAのご相談も受け付けております」
と書かれたカードでした。
治療の際、せっかくなので、
「先生、こちらの病院はAGAの治療もされているのですか?」と尋ねると、
「あ?、あれですか。まぁ専門ではないですが、一応プロペシアを処方できますよ。」
と分かったような分からないような返事が返ってきました。
ついでに効果がありますか?と尋ねたところ、
「生えてきたというより、後退する速度が落ちた、
もしくは現状維持という人ならいますよ。」
ということでした。先生の話し方からしても、
「これ絶対生えるんですよ!」といった類いのものではないらしく、
先生も「言われれば一応ね」という程度だと教えてくれました。
ちなみに薬を辞めるとやっぱり抜け始めるそうです。
医師から直接聞いたプロペシアの恐ろしい副作用
費用はやはり一月7,000円?8,000円程度必要なので、
先ほどの話と合わせプロペシアに手を出すのは諦めましたが、
副作用について一応聞いてみました。
まずはやはり、性欲減退があげられましたが、
人それぞれだそうで、
それほど気にすることはないそうです。
しかし、この次の話が実に怖いものでした。それは、
「前立腺がんが見つかったときには、
かなり程度が悪い状態になっていることがある」
ということです。
誤解のないように言っておきますが、
「プロペシア」を飲んだから、
絶対に前立腺がんになるということではありません。
ただ、服用していた患者さんで、
前立腺がんが発覚したときには、
かなり重度のケースがみられるという結果が出ている。ということだそうです。
医師は手術のときにも、
『最悪のケース』について説明してくれますよね。
おそらくその範疇だとは思いますが、
それにしても恐ろしい話です。
ますますプロペシアを飲む気が無くなりました。
そもそも、胃腸科にAGAの治療や、
プロペシアの治療に関して、
啓蒙しているところがウサンクサイです。
どうせ、薬屋が、
「置いてくださいよ?、結構出る(需要がある)んですよ。」
みたいにゴリ押し、
病院側も、
「まぁ、あってもいいか」程度の片手間でやっているのでしょう。
なので、この先生の薄毛に関して、
姿勢はイマイチなんです。
もちろん胃腸はしっかりみてもらいました。
お金がかかって、
副作用に怯える服用薬は使用せず、
薄毛の原因を把握した上で薄毛対策するのが一番ですね。