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30代後半、
40代になると
転職は急に厳しくなると言われる。

読んでいる人の中にも、
転職活動中で苦労している人もいるだろう。

 

35歳という年齢は転職において、
キーポイントになる。

それは求人数も年齢制限で減り、
求められる事が違ってくる。

これが理解できなかった。

 

だから20代後半には味わったことのがない転職の厳しさを肌で感じた。

では、どのように対策すれば採用確率が上がるのだろうか?

35歳という年齢は応募できる求人数が減る。

実際に募集条件を見てみると「35歳まで」という制限がダントツに多い。

 

「ソフトウェア系」と
「電気・電子・機械」の2業種の調査をしたら、
約45%の求人が「35歳まで」で区切られている。

つまり35歳以上は約半数の求人を失うことになる。

 

しかし考え方を変えれば
「35歳を超えても半分の会社には採用される窓口は開いている」とも言い換えできる。

年齢制限が書いてないだけの求人は山のようにある
年齢制限が特に書かれていない求人がある。

 

そういった会社は
例え40歳でも50歳でも採用されると問いに
答えは「No」。

会社には事情があり
「転職者に対して年齢で縛る」という行為ができなくなってきている。

その事情とは雇用対策法という法律が絡む。

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ー雇用対策法10条(面倒だから読まなくてもOK)ー

事業主は、
労働者がその有する能力を有効に発揮するために
必要であると認められるときとして
厚生労働省令で定めるときは、
労働者の募集及び採用について、
厚生労働省令で定めるところにより、
その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。

平成19年(2007年)10月1日に施行

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簡単に説明すると
「求人募集で年齢の差別すんな、
だから生活保護費が増えて財政がヤバイんだろうが」と言っている。

けどこの法には「例外を認めている」から意味のない法律になっている。

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雇用対策法の例外(これも面倒だから読まなくてもOK)

長期間の継続勤務による職務に必要な能力の開発及び向上を図ることを目的として、
青少年その他特定の年齢を下回る労働者の募集及び採用を行うとき

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを簡単に説明すると
「正社員の募集で長年働くことによって
スキルアップする職業は年齢制限があってもしょうがないよね」と言ってる。

長く働くことで知識や経験が増えない仕事はあるのか?

もしそんな仕事があるのであれば、
バイトやパートを使うはずなんだよ。

 

つまり、正社員であればどんな職業であれ年齢制限を付けることができてしまう。

抜け道もあり罰則もない法律になっている。

 

しかしコンプライアンスやモラルが厳しくなってきた現在では
「とは言っても、できるだけ年齢制限を付けずに募集しましょう」が現在の流れ。

そして「別に希望と違う年齢層の人が応募してきたら、
理屈ならべて不採用にすればいいや」になっている。

だから応募資格があるだけで、
受けても採用にはならん。

これが35歳を超えた転職事情。

 

もし、これを読んで「やっぱり転職やめようかな」と思う人は諦めてほしい。

しかし苦労しても転職を希望する人は
「なぜ30代後半を過ぎると転職は厳しくなるのか?」を考えて対策を打つことをオススメする。

 

こんな人材は欲しくないと面接官が思う人物像

30歳後半になると仕事を教えるのも仕事のうち。

これを読んでる人も社員教育に携わってる人も多いと思う。

教える側として、どんな人材が厄介だと思いますか?

 

多くの人が上げる項目は

・やる気がない。仕事への意識が低い。

・期待値に対して知識や経験が少なく教育に時間がかかる。

・周囲との人間関係が上手くできない。

 

そして一番やっかいなのが「周囲との人間関係が上手くできない人」
つまりはトラブルを起こす人。

こういう問題は教育ではなかなか解決できない。

そして35歳を過ぎると「周りと上手くできない人」とレッテルを貼られる。

年上に教育は・・・やっぱり気を使う
転職で会社が欲しい人材は即戦力。

 

しかし経験や知識が豊富な人が同業種へ転職したとしても「覚える事がない」という人はいない。

年齢が30代後半だろうと40代だろうと新しく覚える事は必要。

転職すると会社によって色がまったく違う事が分かる。

各部署が取り扱う仕事の範囲や責任の範囲。
社内で使われるソフトやシステムや設備。

会社内にいるキーマンの存在。

仕事に対する考え方までも違う。

それらに対応するのには誰かに教わる必要がある。

 

教わる側としては、
年上だろうが年下だろうが関係なく、
頭を下げることができるかもしれない。

 

しかし教える側は年上だとやりづらい。

日本は「年上には敬意は払う」という文化がある。

だから出会ったら最初の方に相手の年齢を聞く。

 

そして敬語があり年上には敬意を当たり前のように使う。

「年上には敬意を」という文化は良い事に思えるが、
年配者の転職においては足かせになっている。

 

面接官が考える職場の人と転職者のバランス

 

35歳を超えると主任や課長クラスになっても不思議ではない年齢。

そうなると採用する側は、
現在の主任や課長の立場の人と、
転職者のバランスについて考える。

今の主任より優秀そうであれば、ポジションチェンジするか?

例えば主任が32歳の場合、大卒であれば社歴は10年。

10年間も会社に貢献し続けている人が
新しい人が来たという理由で降格されるのはあり得ない。

 

では主任補佐みたいな役職を作り、
そのポジションに35歳の転職者に付かせるのか?

それとも2人とも主任にするのか?

はたまた転職者はしばらくの間は平社員にするのか?

 

その場合、転職者を含め周の人が納得し、
職場の人間関係は上手く回るのか?

そう考えると35歳以上の人を採用するのは、
会社としてリスクがある。

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