会話の空気を変えるには、
言葉のチョイスやタイミングのセンスが大事になります。
絶妙のタイミングで予想外の言葉、
うまいたとえ、しぐさを表現できれば
思い通りに笑わせることができるでしょう。
センスは経験を積むことで磨き上げていけますが、
意識的に気持ちを切り替えることでも向上できます。
この項で紹介する笑わせるテクニックでは、
キャラクターを演じてウケを狙います。
素の状態の自分から、
さまざまなキャラクターに変身することで笑いを引き起こすのです。
場の空気を作り出すテクニックともいえるでしょう。
■大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る
普段普通に接してる相手に対して、
会話の流れに応じて、
過度な下手に出て笑いを取ります。
普通→低姿勢のギャップを
いかに大げさに演じられるかがポイントです。
普通レベルの低姿勢では、
笑いは取れません。
「慕われてるな」
「大事に扱われているな」程度の下手では、
ただのご機嫌取りです。
相手に悪い気は与えないでしょうが、
「楽しい奴だな」とは思われません。
普通の人どまりです。
キャラを演じるときは、
分かりやすく大胆を心がけます。
普通の低姿勢の10倍強調するつもりで、
演じましょう。
極端な感じが笑いを起こします。
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る1
相手 「今日は俺がおごってやるよ」
あなた「ありがとうございます、肩でもお揉みします!!」
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る2
部長 「きれいな字書くなぁ」
あなた「ありがとうございます、部長に気に入られたい一心で書きました」
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る3
相手 「どうぞ(相手先でお茶を出された)」
(飲んで)
あなた「ホントうまいですね、茶室でもあるんですか?」
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る4
相手 「よろしく(手を出され握手を求められた)」
あなた「いや、すいません。ベタベタしてるかもしれないんで(手のひらを服でこすり綺麗にするしぐさ)」
(そして握手)
あなた「もう一生洗えないです」
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る5
(目上の人にポンと肩を叩かれたとき)
あなた「この感触、一生忘れません」
・大げさに低姿勢なキャラで笑いを取る6
(上司に叱られたとき)
あなた「この痛み、一生忘れません」