普通の雑談で使う会話を少しひねって、
面白おかしく表現できれば、
それがボケになります。
大笑いを起こす必要はありません。
日常の会話の中で、
「クスッ」とした小さな笑いを起こさせると、
相手は安心感を覚えます。
仕事で堅い話をしているときでも、
少しそんな会話ができれば、
場も和み、いい人間関係が築けます。
言葉のチョイスでボケるパターンは、
いくつかありますので順に説明します。
誰もが知っているフレーズを引用してボケる
テレビやマンガには、
誰もが知っている数々の名セリフや決めゼリフ、
耳に残るフレーズが存在します。
そんなフレーズを会話の中で、
そのまま、もしくは
適当にアレンジして使うと
会話に笑いをもたらすことができます。
・有名フレーズを引用したボケ会話術 例1
あなた「お疲れ~。今日、美容院予約してるから先帰るね」
相手 「そっか、お疲れ。また明日ね」
あなた「バイバイキ~ン」← ボケ
(アニメ「アンパンマン」のバイキンマンのセリフより)
・有名フレーズを引用したボケ会話術 例2
あなた「約束6時だって言ったじゃん、30分も遅刻だぞ」
相手 「ごめん、支度するのに手こずっちゃって」
あなた「このバカチンが~」← ボケ
(ドラマ「3年B組金八先生」より金八先生のセリフより)
セリフの中に、人名が出てくる場合は、
知っている人の名前に置き換えたほうが、
使い勝手がいいでしょう。
・有名フレーズを引用したボケ会話術 例3
相手 「また取引先の人に呼び出されたんだってなー」
あなた「納品したコピー機が動かないって。あの人使い方わかんないだけなんですよ」
相手 「じゃあ、また使い方教えて行くんだ」
あなた「これで5回目だよ。安藤~、僕もう疲れたよ・・・」← ボケ
(アニメ「フランダースの犬」より
ネロのセリフ「パトラッシュ、僕もう疲れたよ。なんだかとても眠いんだ」)
・有名フレーズを引用したボケ会話術 例4
相手 「こないだの残業代わってくれてありがとな」
あなた「おう」
相手 「なんかひとつだけ言うこと聞いてやるよ」
あなた「岩本先生・・・、コンパがしたいです」← ボケ
(マンガ「スラムダンク」より三井寿のセリフ「安西先生・・・、バスケがしたいです」)
映画やドラマ、アニメにはたくさんの耳に残るフレーズがあります。思いつくままにザッと紹介します。
「アムロ、行きまーーす!」「殴ったね! オヤジにもぶたれたことないのに!」「坊やだからさ」
(アニメ「機動戦士ガンダム」より)
「ハーイ!」「バブー!」「チャーン!」「磯野野球しようぜー」「んがぐぐ」
(アニメ「サザエさん」より)
「お前はもう死んでいる」「我が生涯に一片の悔いなし!」「ひでぶ」「あべし」
(アニメ「北斗の拳」より)
「月に代わっておしおきよ」
(アニメ「美少女戦士セーラームーン」より)
「んちゃ」「ばいちゃ」「ほよよ」「うほほーい」「キーン!!」
(アニメ「Dr.スランプ」より)
「お前のものはおれのもの、俺のものも俺のもの」「のび太のくせに生意気だ!」「心の友よ!」「のび太さんのエッチ!」
(アニメ「ドラえもん」より)
「僕は死にましぇん」
(ドラマ「101 回目のプロポーズ」より)
「じっちゃんの名にかけて!」「謎は全て解けた」
(マンガ「金田一少年の事件簿」より)
「同情するなら金をくれ!」
(ドラマ「家なき子」より)
「上杉達也は世界中の誰よりも朝倉南を愛しています」
(アニメ「タッチ」より)
「あんちゃん」「そこに愛はあるのかい?」
ドラマ「一つ屋根の下」より)
「カンチ、セックスしよっ!」
(ドラマ「東京ラブストーリー」より)
「あ~ばよぉ~とっつあ~ん」「ふ~じこちゃ~ん」「また、つまらぬモノを斬ってしまった」
(アニメ「ルパン三世」より)
「だてにあの世は見てねえぜ!」
(アニメ「幽遊白書」より)
「見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン」「真実はいつも1つ」「江戸川コナン、探偵さ」
(アニメ「名探偵コナン」より)
「いけずぅ~」
(アニメ「ちびまる子ちゃん」より)
「実に面白い」
(ドラマ「ガリレオ」より)
「屁のツッパリはいらんですよ」このセリフに対して、「言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ」
(アニメ「キン肉マン」より)
「オラオラオラオラ」「やれやれだぜ」「てめぇは俺を怒らせた」
(マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」より)
「左手は添えるだけ」「あきらめたらここで試合終了だよ」「天才ですから」「フンフンフンフンフンフンフン・・・」
(マンガ「スラムダンク」より)
「へこ~」
(マンガ「パーマン」より)
いちにぃいサンガリア、にぃいにぃいサンガリア♪
(サンガリアCM ソング)
隅々まで効く~バルサン♪
(バルサンCM ソング)
ミッネラール麦茶♪
(ミネラル麦茶CM ソング)
この会話術は、
相手がそのフレーズ自体を知らなければ通用しません。
いくら有名なフレーズでも、
年代によっては、
まったく知らない事も考えられます。
「キョトン」とした顔をされるか、
「なんですか、それは?」と質問されるだけで、
会話は盛り上がらないでしょう。
使う相手には、注意が必要です。
この会話術を使うときのポイントは、
7~8割くらいの力でモノマネをすることです。
会話の流れを崩さない程度に気持ちを込めます。
モノマネは似ていなくても大丈夫です。
似ていないけど、
なにかのモノマネをしているようだ、と
相手に伝わればいいのです。
聞いたことのあるフレーズなら、
理解してもらえるでしょう。