ツっこみを入れるまでのオーソドックスな会話の流れは、次のようになります。
・相手を指摘することで、会話を始める
・共感とオウム返しで、いい印象を持ってもらう
・笑顔でツっこむ
1.相手を指摘することで、会話を始める
先ほど紹介した4つの話し方
「そのまま指摘する」「質問する」「褒める」「しかる」が
コレにあたります。
相手をよく観察し、理解する。
そして、なにか気になる点があれば、
それを会話のきっかけに雑談を開始します。
「昼ごはん、お弁当じゃないんだ。珍しいね」
「髪の毛の色変わったね。似合ってるよ」
「うれしいそうな顔してるよ。なんかいいことあった?」
あなたが普段している会話の中で、
相手を主役にした会話がツッコミを入れるのに一番適しています。
そんな会話を意識してできると、
雑談で、
笑いを作ることが容易になります。
相手のことをよく観察する習慣をつけてください。
2.共感とオウム返しで、いい印象を持ってもらう
繰り返しになりますが、
笑うとは、
心を開く行為です。
話し相手に、
悪い印象をもたれては、
相手の心は開きません。笑わせにくくなります。
雑談でいい印象を持ってもらうには、
共感と相槌は欠かせません。
「話をきちんと聞いています」と相手に伝えるためにも、
共感とオウム返しは忘れないよう にしましょう。
・共感と相槌を取り入れた会話例
相手 「今週末は高校の同窓会なんです」
あなた「同窓会なんだぁ」← オウム返し
相手 「もう10年ぶりに会うから、すごく楽しみなんです」
あなた「うわ~それは楽しみだね」← 共感の相槌
3.笑顔でツっこむ
雑談でのツッコミは笑顔で行います。
会話の内容にもよりますが、
表情が違えば
相手への伝わり方が違ってきます。
次の会話のツッコミ部分の表情を想像してみてください。
・ツッコミの表情で伝わり方は違ってきます
相手 「どうしよう。私この仕事うまくやっていく自信ないな」
あなた「元気出して。私はあなたの味方だよ。困ったことがあったらなんでも言ってよ」
相手 「ありがとう。でも不安で不安で。悩みすぎて夜しか眠れないの」
あなた「殴っていい?」
← このツッコミが真顔だったら
もし最後のツッコミを真顔で言ったら、
相手はどう感じるでしょう?
冗談でツっこんだつもりでも、
真顔だったら、
「ヤバい、怒らせてしまった(汗)」と
相手は不安になると思います。
ツッコミが笑顔だと、
冗談だと伝わります。
会話例の場合だと、
冗談を冗談で返したことになります。
相手は、
自分の冗談を受け入れてくれたことに、
喜びを感じるでしょう。
この人は自分と馬が合う、信頼できると、
より強い人間関係を築けるはずです。
どんな言葉でツッコミを入れるときも、
相手に好意を伝える笑顔は忘れないでください。