自分の思ったままに人が動いてくれたら、
仕事もプライベートも
どんなに快適になるでしょうか。
意見がぶつかることもなくなり、
自由にふるまえます。
人間関係のストレスもなくなるでしょう。
しかしそれは夢物語です。
そんなこと現実には起こりえません。
しかし話し上手な人は、
相手を上手に動かすために、
話し方を工夫しています。
意見を述べるときも問いかけるときも、
断られないための仕掛けを施して、
うまく相手を誘導するのです。
たとえば自分の意見に同意させたいなら、
次のような前置きを入れると、
同意してくれる確率が少し上がります。
断られないための前置き1
「反対される方は少ないと思うのですが・・・」
断られないための前置き2
「OKをいただけるなら、具体的は方法をお話しますが・・・」
賛成してもらうことを前提に話すと、
迷っている人は、
その場の雰囲気からなんとなく
OKを出しやすくなります。
はっきりと反対の意思を持つ人には効きませんが、
踏ん切りがつかない人の背中をぽんと押すことができます。
女性をデートに誘うとき、
誘いベタな男性はこう声をかけます。
下手なデートの誘い方
「デートしてくれませんか?」
男性に好意を持っている女性なら
賛成してくれるでしょうが、
そうでない女性なら断ってしまうでしょう。
うまく誘うなら次のような話し方がいいでしょう。
賛成してもらうことを前提にデートに誘う
「食事に行くならワインのおいしい店がいいよね?」
行くことを前提に話せば
「まあ、食事くらいならいっか」となりやすいのです。
慎重な人や優柔不断の人、
意見を持ってない人は、
自分で答えを出すのに時間ががかります。
迷っている間がチャンスです。
少し強引に引っ張ってあげると、
ついてきやすくなります。
断られないために誘導するときは堂々と話しましょう。
そうすれば、相手は安心して賛成できます。