服装は、相手に見られることが前提のものです。オシャレに興味のない人やズボラな人だって、最低限気にかけている場合がほとんどです。人に会えば、当然洋服に覆われている部分が多いので、非常に話題にしやすい話のネタでもあります。服装をネタに気の利いた一言が言えるようになれば、今後幾度となく使うことができるでしょう。
まずは相手が新しい服を着てきた場合、次のような一言で相手をほめてみてはどうでしょうか?
・新しい服を着ている人へ気の利いた一言1
会話例
あなた「今日いい服着てるね。高かったでしょ?」← 話を広げるため、値段を訊ねます。答えやすいように「高かったでしょ?」とイエスかノーで答えられる質問。(「いくらだった?」は人を選ぶ)
相手 「そんなことないよ。3000円だよ」
あなた「え!?意外に安いね!!2万円くらいすると思った。いいセンスしてるよね」← 値段の安さにびっくりします。演技でOK。驚くことで服のセンスと同時に「買い物上手」だとほめることができます。
服のセンスをほめられると誰でも嬉しいものです。相手がオシャレに興味のない人でも自分の服装に関心を持ってもらえば気分が良くなります。
この会話例は、相手の服が安かった場合の切り返しです。もし相手の着ている服が高かった場合、次のような気の利いた一言も可能です。
・新しい服を着ている人へ気の利いた一言2
会話例
あなた「今日いい服着てるね。高かったでしょ?」
相手 「結構したんだよね。3万くらい」
あなた「そうなんだぁ。でも、やっぱり高い服って違うよね」← 高かった場合は驚きは不要。むしろ納得したように「そうなんだぁ」
相手が高い金額を出して手に入れたのは、それだけの価値を感じたからです。ですから、相手の気持ちに共感して、価値をわかってあげる言葉が気の利いた一言になります。
つぎに、相手がいつもと同じ服装だったときの気の聞いた一言です。
・いつものと同じ服装の人へ気の利いた一言
会話例
あなた「前から思ってたんだけど、その服似合ってるよね」
相手 「なんだよ、急に」
あなた「その服見るたびに思うんだよ。いい着こなしだなって」
服装が新しくないと、話題にすること自体が難しいと思われがちです。しかし「前から思ってたんだけど~」とずっと思っている気持ちを初めて口にする言い回しで始めれば、新しい服のときと同じように話題にすることができます。
際立っておかしくなければ「似合ってる」と言っていい。それが気を利かせるということ