面白い話のネタを話すとき、どのような姿勢で話をしていますか?おそらく座った姿勢で対面、もしくは隣に聞き手がいる状態で話をすることが多いと思います。また、立った状態で話をする場合もあるでしょう。このときあなたはどのくらい体を使って話のネタを伝えているでしょうか。
単調でテンポやトーンが同じような話し方よりも、話のネタの場面場面に合わせてテンポやトーンを変えたほうが面白く、話のネタは盛り上がります。さらに確実に話のネタを盛り上げるには、身振り手振りで大げさにジェスチャーして、視覚でもインパクトを与えた話し方をすることです。
仮に、仮にですよ、あなたの話ネタが面白くなかったとします。つまらない話です。そんな時身振り手振りも無い話し方なら、聞き手は話のネタを聞いている時間をより苦痛に感じるでしょう。退屈すぎて途中で寝てしまうかもしれません(汗)
しかし、身振り手振りでジェスチャーするだけで、寝てしまうことは防げるかもしれません。身振り手振りが相手の視覚に入って、相手の脳みそを刺激するからです。
眠たくなくなれば話のネタを聞く気にもなれます。身振り手振りやテンポ、トーンを意識してリアリティを出した話し方をすれば、つまらない話であっても面白く伝わるのです。
例えば次のような面白い話のネタを話します
「草野球でバッターボックスに入った。玉が飛んできたので思いっきりバットを振ったら、みごとにバットだけが飛んでいってホームランに。ボールには当たらずアウト!」
この話のネタで思いつくアクションは「玉が飛んできたので」このセリフのときにバットを構えるしぐさをします。「思いっきりバットを振ったら」で、バットを振るアクションで思いっきり体をねじってください。「見事にバットが飛んでいって」で遠く飛んでいったバットを眺めるように手のひらを水平にしてオデコにあてる仕草。最後の「アウト」は親指を立てて「アウト!」と叫ぶ。
ジェスチャーを取り入れた話し方ですと、話している本人もノッてきますし、それにつられて聞き手もノッてくれるでしょう。
ジェスチャーは身振り手振りだけでなく、表情を使って表現することもできます。
表情は主にセリフがあるところで使いやすいものになっています。
例えば次のように使います。
表情を使って気持ちを伝える話し方 例1
「その料理、ものすごくすっぱかったんだよね。「すっぱー」って感じに」
「すっぱー」の部分で、表情をくしゃっと潰してすっぱい顔をして見ましょう。
表情を使って気持ちを伝える話し方 例2
「頑固親父が突然怒りだした「今すぐ出てけー」」
「今すぐ出てけー」のところで、怒った顔をして、いかに怒っていたかを表現してみてください。
セリフと表情は一致させた話し方を心がけてください。セリフに感情をこめることができるシーンでは大げさなくらい表情を作って伝えてみてください。大げさであればあるほど気持ちは伝わります。
オーバーリアクションぐらいの話し方で丁度いい。