話し手のノリ次第で、話のネタは面白くもつまらなくもなります。次の話し方では話のネタの内容が面白くても笑えません。
内容が面白い話のネタでも、話し方が原因で笑えないケース4
「中学の時の話なんだけど、友達が前の日におかあさんと些細なことでけんかをしたんだって。
で、いままでに無いくらいの大喧嘩で、まだ仲直りして無いって次の朝話してくれたの。 結局朝も一度も口も聞かないまま、家を出てきたんだけど、お弁当だけはちゃんと用意してくれてたんだって。
あんなことがあってもお母さんは僕の事を大事にしてくれてるんだなって、 彼も反省してたのね。
それでお昼時間、お弁当空けたら、2段重ねのお弁当箱に、どっちもご飯がぎっしり詰まってて、小さいふりかけの袋がひとつ。・・・・・。まあ、ご飯しか入ってなくって、お母さんはまだ怒ってたってだけ話なんだけどね・・・・・」
■面白くない原因
話がしりつぼみになって、つまらない雰囲気を作ってしまう
自信のない話し方は面白くない
これも話のネタは面白いのに、話が面白くない人によくある失敗例です。
この話し方が面白くない原因は、話している最中に話のネタに自信がなくなってしまうからです。
最初は、面白い話のネタとして話し始めます。しかし、話しながら周りの反応を見るうちに、「どうも反応が悪い、相手が話のネタに惹きこまれていない」そんな思いが巡ります。周りの反応が自分の期待より悪く、どんどん自信がなくなり、話し方や、声の大きさがトーンダウンしていきます。話が進むに連れ、話し方の元気がなくなって、話のネタが最後のオチまで進んだころには、声も小さく、抑揚もなくなります。そして、「お母さんはまだ怒ってたってだけ話なんだけどね」のように、「別に面白い話をしていたわけではないよ」的な言い訳を言ってしまいがちです。
■面白く話す解決策 - 何が何でも自信を持って話し終える
この失敗例の解決方法は、自信を持って話しきることです。
根拠の無い自信でもかまいません。自信を持って話すと、聞き手はその話のネタに惹き込まれます。話のネタに引き込まれた人は話のイメージが膨らみやすく、面白い話のネタも伝わりやすくなります。
また、聞き手は面白い話など大して期待していないと知ることです。
話し手が「こないだ面白い話があってさ~」などと話のレベルを上げない限り、世間話のひとつとして話し手の話に耳を傾けています。面白い話のネタを話さなければいけないというプレッシャーを開放して、楽な気持ちで話してみましょう。世間話に少しでも面白いオチがつける事ができれば期待がなかった分、必ずウケます。
自信あふれる話し方をする人に、人は魅力を感じます。