まずはこんなまったく笑えない話を我慢して読んでください。
こんな話のネタ、あなたはどう感じますか?
「ある日、家の近くを散歩していたら、小さい子犬がオレの後をついてきたの。
家の前まで着いてきたから、マンションで本当は飼っちゃあいけないんだけど、保護してあげたわけ。
冷蔵庫にあるモンとか食わせて、一緒に住んでたんだけど、その犬、バカ犬でさー。マンションなのに吠えるし、畳の上とかで、小便したりするから、しつけのために殴ってたんだよね。
そしたら殴るたびにまた小便漏らしたりするようになっちゃって、最終的には手を振り上げただけで、小便するようになっちゃったんだぜ。ちょー面白かった」
面白い話にふさわしい話のネタとは
あなたの友人がこんな話をしたらドン引きだと思います。人格を疑いますし、友達やめようかなと思ってしまうことでしょう。この話が本当の話なのか、面白い話をしたいための作り話なのかは分かりませんが、まったくの作り話であったとしても、私はこんな話をする人とは深く関わりたくないと思ってしまいます。
みんなが面白い話として笑って楽しめる話には、いくつかの条件があります。
面白い話の共通点は次の2つです。
・面白い話の共通点1 共感できる話のネタであること
・面白い話の共通点2 話にオチがあること
先ほどの例だと「手を振り上げただけで、小便するようになっちゃったんだぜ」が話のオチであると思われます。しかし、話のオチがどうであるか以前に話の内容が、面白い話をするのに不適切です。面白い話は、適切な話のネタを用意することから始まります。適切な話のネタを用意し、きちんと伝えることができれば、その話で笑いを取ることができるはずです。
では、「共感できてオチのある話のネタ」とは具体的にはどのような話なのか。
詳しく紹介していきます。