人は誰しも他人から誉められると嬉しいものです。しかし、いざ相手を誉めようと思ってもどうも照れくさくて、上手に誉めることができない人が多いようです。特に我々日本人は、誉められても気恥ずかしくて、感情を出して素直に喜べない人がたくさんいます。
口に出して誉めることが恥ずかしいのであれば、もっとシンプルに”気付いて”あげることです。例えば、相手が新しく靴を履いていて、その靴がすごくかわいいと思った。この気持ちをあなたは素直に話のネタにします。
「かわいい」と思った気持ちを話のネタにして、あなたは誉めるけど・・・
あなた「すごくかわいい靴ですね」
こんな、会話なら相手は誉められて嬉しいはずです。しかし、素直に喜びを表現してくれるとは限りません。
本心は嬉しいが恥ずかしくて素直に喜べない
相手 「いや、そうですかぁ。ちょっと若すぎたかなって」
素直に喜びの感情を表に出さずに、少し照れくさそうに返事をしてる人がたくさんいます。誉めるのに抵抗がなく、相手も誉められて困惑するようなことがないのであれば素直に誉めるのが一番でしょう。しかし、誉めるのが照れくさいと感じたり、誉めて相手が困ってしまうと誉めづらい、と感じるのであれば、”気付いて”あげることが効果的です。
気付いたことをそのまま話のネタにしてみましょう。
単純に相手の変化に気づいてあげる会話例
あなた「靴買ったんですね」
これだけです。シンプルに相手の変化に気付いて、そのまま話のネタにするだけで気付いてもらった相手は嬉しいのです。しかも、事実に基づいてそのまま雑談しただけですので、話し手も抵抗なく話のネタにできます。言われた方も照れて困惑するようなことも少なくなります。
気付いてもらったということは、相手に気に留めてもらっている、好意を持ってもらっている証拠です。だから、素直に喜べます。気付いてくれた相手にも好意を抱き、いい人間関係を築くことができます。非常に簡単で有効な会話術です。
この”気付き”は、会話のきっかけにも使えます。会話のきっかけに使うとこんな感じです。
あなた「靴買ったんですね」
相手 「ええ、そうなんです」
あなた「明るくってこれからの季節ぴったりですね」
相手 「みんな、着るものが変わってきましたよねー」
こんな感じに気付くことを会話のきっかけに雑談を広げていってみてはいかがでしょうか。
気付いたことを会話のきっかけにして声をかければ雑談力UP!