雑談にて、会話を広げる方法をいろいろ公開していますが、それでもひとつの話のネタを広げるには限界があります。別の話のネタに会話が進めば問題ありませんが、新しい話のネタも出なくなり、雑談で最も恐れられている”気まずい沈黙”がやってくることだってあります。
そんなとき、話し上手な人が使う新しい話のネタの見つけ方のヒントです。まず、次の会話例を読んで下さい。
雑談中のこんな沈黙、どう切り抜けますか?
相手 「で、結局、中学校以来で久しぶりだったから、気付いたら4時間もおしゃべりしちゃった」
あなた「そうなんだぁ・・・」
相手 「・・・」
あなた「・・・」
次の会話につなげる話のネタが出てきません。非常に気まずい時間のスタートです。
こんな状況から脱出するにはどうすればいいでしょうか?
まずは余裕の表情で、相手が会話を切り出すのを少し待ってみましょう。本当は気まずくて緊張していても、緊張を顔に出してはいけません。緊張が伝われば、相手もプレッシャーになり、新しい話のネタが出にくくなります。新しい話のネタが出なくて切羽詰ったときは、「今話していた話のネタのキーワード」から、過去の話のネタを連想します。
例えば、相手と以前の雑談で、「中学時代は名古屋に住んでた」という話を聞いていたら、その話のネタと、今の話のネタを結びつます。するとこんな話のネタが出てきます。
過去の話のネタから新しい話のネタを見つけた例1
相手 「久しぶりに中学のときの同級生に会って、4時間もお茶しながら、おしゃべりしちゃった」
あなた「中学は名古屋だよね。同級生はまだ近くにすんでるの?」
また、以前の雑談で、「中学校時代の同窓会があったんだ」という話題を聞いていたら、そこから新しい話のネタを作ることもできます。
過去の話のネタから新しい話のネタを見つけた例2
相手 「久しぶりに中学のときの同級生に会って、4時間もお茶しながら、おしゃべりしちゃった」
あなた「同窓会が前にあったんだよね。その人はきてなかったの?」
今日までに知りえた相手の情報と今の話のネタを結びつけることで、別の話のネタが生まれます。新しく生まれた話のネタは相手に直接関係した話のネタなので、相手も気持ちよく雑談に応じてくれるでしょう。
連想ゲームを楽しむように、過去の話のネタから新しい話のネタを発掘しよう