カップルや夫婦のケンカを例にするとわかりやすい。
女性は衝動的に相手の悪口を言ったり、
不満を並び立ててぶつける。
この時の勢いは口下手な男性にはとても止められない。
その時、男性は相手の話を完全に無視して、
シャットアウトしてるかのような態度を取ります。
へそを曲げて、
不機嫌そうな顔をしている状態かもしれません。
女性はこの姿を見て、
「文句があるなら男らしく言いなさい、
逃げるなんて臆病者ね、話し合わないなら負けよ」
なんてことをまくし立てる。
この二人の様子は傍から見ると、
女性が怒っているように見えるが、
実際に怒りのボルテージは男性の方が上昇している。
女性は感情がそのまま言葉へと流れ出るのが特徴なので、
自分の主張を無意識のうちに大洪水のように投げかけてくる。
これに対して、
男性は知らん振りをしつつも、
頭の中でしっかり考えて反論を並べている。
しかし、
「言っても理解しないし、 聞く耳を持たないし無駄だろう」と口には出さない。
興奮状態、いわゆる、
ヒステリーモードの女性には正論を言っても、
ほとんど無意味なのは男なら誰もが感じている。
男は一度本気で怒ると手が出てしまうので、
できるだけ自分を冷静にしようとクールダウンしている。
つまり、男性が無視しようとしているのは、
自分の中に沸き起こる負の感情を必死で抑制して、
熱を冷ましてやり過ごしているのです。
そうとは知らずに、女性が追い討ちで責め立てると、
限界を超えてしまい信頼関係の絆がプツンとキレてしまう。
ここでも女は話し合って関係を回復したい、
男は黙ったままで仲直りしたいという思惑のスレ違いが生じている。
他の事例でも似たようなことが起きています。
女性はストレスや悩みを抱えると周囲の友人と飲み会をしたり、
彼氏や家族に自分の不安や不満を暴露することで、
フラストレーションを解消しようとします。
対して男性はイライラすると、
自分の趣味、車などの機械いじり、釣りやゲームなどに没頭したり、
外に出て体を動かそうとする。
貝に篭って孤独になりたがる。
彼女や両親に弱みを語ろうとする男性はあまりいない。
男女では本能的に、
ベストなコミュニケーション傾向がある程度定まっているのかもしれません。