結婚した後は専業主婦になって、
のんびり子育てしながら家庭を守りたい、
なんて思っている女性にとっては悪い知らせです。
最近の20代以上の独身未婚男性に対する調査結果で、
彼女と結婚後妻、奥さんに働いて欲しいと思っている人が、
8割もいるというデータが出ています。
パートタイムなど非正規社員として働いて欲しいが約50%、
フルタイムで働いて欲しいが約30%、
働いて欲しくないが約20%程度というアンケート結果です。
働いて欲しい理由を尋ねると、
自分だけの収入では経済的に厳しく、
夫婦生活が維持できるか不安という答えだったという。
実際の既婚男性の妻が、
フルタイムやパートで働いている割合は7割程度であり、
8割の男性心理にある要求と共働きの実態はほぼ一致しているということになります。
バブル世代のような贅沢は言ってられない時代
日本は一時期、景気が急上昇し、
経済状況も所得も右肩上がりだった頃があります。
その時は、結婚後の女性は専業主婦ばかりで、
悠々自適に暮らせていたかもしれませんが、
現在は世界的に不況真っ盛りです。
雇用がどんどん減少しフリーターやニート、
無職が増加し、 転職も厳しく、
将来的にどうなるかわからないような状況です。
男性の平均年収も一部では上昇していますが、
全体平均で言えば 下落傾向にあり、
昇給や賞与の幅が年々下がり、
賃金格差も広がってきています。
日本経済はピークを迎え衰退傾向にあるとはいえ、
一昔前に比べれば十分生活レベルの水準は豊かになっている現在、
これ以上の贅沢を望むのは無理があると言える状況でしょう。
・専業主婦になれるのは5人に1人
将来や生活の不安定さから、働きたくない、
仕事をしたくない専業主婦願望や公務員志望が増えていると聞きます。
しかし、実際に専業主婦の生活ができるのは、
上記のデータからも5人に1人程度とわかります。
男性の平均年収はおおよそ200万円~400万円程度です。
このお金のみで質素倹約に、
各種節約で生活をやりくりしていく能力があれば、
十分事足りるのです。
しかし、ブランド物を買いたい、
高級なランチを食べたい、子育て費用にお金をかけたいなどより多く出費の予定、
自由にお金を使いたいなどの願望がある場合です。
夫だけでなく、
妻や奥さんも家計を助けるために働かなければいけません。
・結婚後の働き方は夫とよく相談しよう
結婚、出産後も正社員として共働きをすることが最も高収入であり、
お金を稼げるのですが、
女性にとってはお金だけが正解というわけではない。
子供と一緒に遊んだり楽しむ人生を豊かにする時間、
夫婦関係を良好にするためのゆとり、
家事、料理、炊事洗濯や育児との両立です。
そして何より自分の夢や、
やりたいことの資格取得を目指す時間の確保など。
夫、旦那に拘りがある場合、
「家を守って欲しい」と強く言われて、
働かせてくれないこともあるようです。
そのようなことを言うのは、
育ちの良いお坊ちゃん家庭だと思います。
専業主婦だけだと、
子育てが一段落した後外に出ないで家に引きこもってばかりいると、
結構退屈になってしまい心が不安定になることもあります。
毎日に充実感を持たせ、
自分で自由に使えるお金を稼ぐためにもです。
扶養の範囲内レベルでパートやアルバイトをして、
家計を下支えするのがベストだと思います。
夫だけが働いている状態は、
急な病気やリストラなどで収入が途絶え大打撃を受ける可能性も秘めています。
人生設計や、マネープラン、
キャリアプランは家庭の事情に様々で決まったルールはありません。
夫婦で将来のことをよく考えて、
お互いに納得できる道を選択するようにしましょう。