年齢でひとくくりにするのは、ある程度の「傾向」を知るうえで大事なことです。「個性が大事」「1人の人間として見ろ」というのは、例外や異常値を見つけるときに役立つのですが、おおむね全体の傾向にはあまり影響を与えないんですよね。

ほら、50歳を超えても現役を続けるキングカズのような人がいたとしても、それは「人は50歳からでもサッカー選手を続けられる」という全体の結論にはならないわけです。それはそれ、という、例外の話ですから。

ということで、これまで生きてきて全体的な傾向として感じるのは、「40歳を過ぎてから考え方を変える人は限りなく少ない」という事実です。それについて見ていきましょう。

どんなに柔軟な人も「頭が固くなる」
他人を見ていると、「もっとこうしたほうがいいのに……」と感じることは、誰でもあるでしょう。

生まれ持った素質もありますが、学生時代や20代など、多感な時期にどんな経験をしたのかが「個人の考え方」に影響するものです。

しかし、それがグッと減るのが「40歳を越えてから」なんですよね。

若いときは柔軟で面白い考えをしていた人も、40歳を超えると、「守り」に入ります。家庭を持ったり、会社でのポジションを得たり、出世コースから大きく外れたり、体力的に落ちてきたり、率直な意見を言ってくれる友達付き合いが減ったり……。

さまざまな要素が、40歳を境に一気に増えます。1つのことが原因で頭が固くなるのではなく、複合的に条件が重なっていき、徐々に「考えが固定化する」という結果を生むのでしょう。

いつまでも若い人は「昔話をしない」
それに抗って生きる人もいますし、40歳を超えてからも大学に入り直してイチから学び直すこともありますが、日本ではまだまだ少数の人たちです。

なぜなら、「経験」が邪魔をするからです。

「私は20歳から40歳までの20年間、これだけのことを積み上げてきた」という自負もあるでしょう。それをゼロから見直したり、信じているものを壊すようなことは、相当な労力がかかります。

いつまでも柔軟な考えをする人には、ある特徴があります。それは、「昔話をしない」ということです。話題のトピックがつねに「現在」や「未来」に向いています。

おそらく、「昔話をすることによる弊害」に自覚的なのでしょう。若い人を昔話で説教するのは、きっと気持ちのいいことですからね。

それに抗えなかった人たちが、「老害」へと変貌していきます。老害の厄介なところは、自分が老害であることに気づかないことです。

渋谷のような街に行くと、「なんだこの人混みは……」とうんざりすると思うのですが、そう言っているあなた自身も「人混み」の一部です。それと同じように、自分の老害ぶりに気づけないのです。

40歳からも柔軟に生きるためのコツ
まず、そうならないためには、20代や30代のうちに、正しく考える「論理的思考」を身につけることが必要条件です。

あるいは、40歳を超えても年下から意見を言ってもらえるような「環境づくり」をしておくのもいいでしょう。

そして、「さすが!」という言葉には要注意です。それは、過去の経験を元にして発せられる言葉だからです。

「(昔に成功していた。だから)さすが!」なのです。それは過去から見たあなたへの評価であり、今に根ざしたものではないのです。

もし、あなたが周りから「さすがです!」と言われることが多くなったとしたら、「あれ、このまま調子にのると自分が老害化していくかも?」と振り返ってみましょう。

45歳の僕が思うこと
さて、そうやって偉そうなことを言っている僕も、もう45歳になりました。僕も「できるだけ柔軟な人であり続けたいな」という願望も込めて、こういう話をしてみました。

もちろん、この内容は僕自身にもブーメランとして返ってきます。

ただ、この先も同じように「40歳で考えが固まる」的な話はどこかで言っていくと思うので、僕が何かに固執しているときは「おい、ひろゆき。お前、頭が固くなっているぞ!」と、友達とかから、強めに注意してもらえることを期待して生きていきます(笑)。

参照URL:ひろゆきが「40歳までに気づかないと手遅れ」と語る、残酷すぎる事実 | 1%の努力 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)


ある意味、株式投資に通じますね(笑)過去のチャート分析より、未来が大事