数年前と何も変わっていない今の公立小学校のみ。

正直言って、
自分の子どもを公立小に入れたいとは思えない状況です。

複数の公立小は数年前から、
状況がほとんど変わっていなかったんです。

先生は相変わらず
教科書に沿った授業を淡々と進めていて、
今話題の「アクティブ・ラーニング」
(体験学習やグループ学習といった能動的学習のこと)の要素は一切ナシ。

子どもたちが退屈していてもお構いなしで、
プリントをやらせて、
答え合わせをして
おしまいです。

小学校は、
知ってのとおり「学級担任制」です。

基本的に担任がすべての科目を1人で教えます。

学級担任制は、
担任の裁量で柔軟な指導ができます。

これは
担任がやりたいように
カリキュラムを組むことができます。

例えば、冬になると体育の授業でやたらとドッジボールや持久走、
なわとびが多かった記憶がありませんか? 

その理由は、先生がラクだからです。

跳び箱とかマット運動とか、
指導する方も大変です。

つまり、担任のヤル気次第で、学びの質にも差が出てしまうんです。

授業は、
基本的には文科省の定める学習指導要領に沿って進められるものの、
学校全体の方針や先生の意欲・指導力によって、
その内容にはかなりバラツキがある、ということです。

授業以外にはどんな業務があるんですか?

給食やホームルーム、
全科目の授業の準備やテストの採点、
学級会や運動会の準備、P
TA活動、教員会議など、
さまざまな仕事があります。

これを授業時間以外ですべてこなさなければならないので、
その負担は相当ハードです。

さらに、最近では
いじめの原因になりやすい「あだ名の禁止」、
男女差別にならないよう「全員“さん”付けの徹底」、
これまた差別になるという理由で
「運動会の徒競走禁止」など、
一見すると「やりすぎでは?」というような細かいルールが増える傾向にあります。

父兄に対しても
「運動会の場所取り禁止」
「校内で撮影した写真のSNS掲載禁止」など、
細かい決まりがたくさんあります。

こういうお知らせはいちいちプリントにしないといけないので、
さらに時間が取られます。

※ ルールの内容は学校によって異なります。

つまり、本来教師がやらなければならない「勉強の指導」に割くべき時間と労力が、
こういう雑務に取られてしまっているんです。

公立校の問題は、
組織としてのバランスが悪いという点ですね。

例えば、年齢構成。

今の公立小の先生たちは、
90年代以降の就職氷河期のあおりで30~40代の中堅層が少なく、
50代と20代が多いんです。

50代の先生たちは、
部下を指導した経験が少ない上、
20代とは価値観が離れすぎています。

結果、若い先生と年配の先生がバラバラな方針で
クラスを運営しているケースも少なくありません。

また、教師経験しかない偏った経験値の人たちだけで
組織を運営しているという点も問題でしょう。

授業内容をはじめとする教師としての評価を行うのは、
基本的に校長です。

つまり、校長を頂点にした超トップダウン経営の中小企業みたいな感じですね。

一方、教師のキャリアアップは、ほぼ一本道です。

一般の「教諭」からスタートして「指導教諭・主幹教諭」
「副校長・教頭」を経て「校長」になる、というのが
理想的なコースです。

一般企業のような外部とのかかわりもさほどない中、
このコースから外れないように生きていくには、
職場で必要以上に目立たないことが重要になってきます。

業務の効率化や先進的な授業の導入を提案したりすれば、
変化を嫌う50オーバーの職員から反感を買うリスクがあります。

教員も
こういったねじ曲がった環境で
過ごさないといけないので
非常に大変です。

公立の中学校も
根本はこんな感じです。