一目惚れの定説としては二つが挙げられています。
自分の無意識の持っている理想像と、
目の前の相手を照らし合わせて比較した時、
似ている特徴やパーツなどが一部分でもあります。
その人の全てが理想的だと錯覚を起こし、
勘違いの恋愛感情を持ってしまいます。
出会ってわずか0.3秒ほどの世界で、
直感的に自分にとっての相性を判断して好き嫌いを決めるという。
そんな高速の出来事だから脳がエラーを起こして、
誤認してしまうことも考えられそうな話です。
顔がキツネ目で面長がタイプ、
髪型は黒髪ロングストレート、
ヴィジュアル系、坊主頭、
はにかんだ笑顔が良い、一重で目つきが鋭いなどです。
好みのタイプを構成する要素のうち、
何かが合致すると勘違いを起こす可能性があるという理論の説。
男性の場合は、
女性の体型やスタイルが母体としての機能を持っているかを重要視しています。
バストの大きさ、くびれたスリムなウエスト、
腰回り、安産型のお尻の形などは、
男性にとっては見た瞬間視覚的に興奮して、
胸が高鳴る一目惚れする要素でもあります。
そしてもう一つが、
自分の遺伝子から遠い男性を嗅覚で選び出すという説。
この能力は無意識に、
ホルモンを嗅ぎ分ける女性特有の特殊能力と言われている。
自分の遺伝子から遠ければ遠い程、
病気に対する免疫や耐性に違いがあり、
将来環境が変化しても子供が生存できる確率が高くなる。
健康で丈夫な子孫を残すために、
本能に備わっているスキルなのです。
これには顔や容姿は関係ないので、
可愛い子や美人がブサイクの男と平然と付き合う事も良くある光景。
なんだか明らかにアンバランスで、
不釣合いな美女と野獣カップルが多い現象も、
この心理が原因、理由として関わっていそうです。
またこれ以外にも、非科学的ですが、
運命の赤い糸、神の導き、
占いやスピリチュアル的な縁によって結ばれたということもありえる。
流行先の山や海で偶然一目惚れ、
ナンパしたことがきっかけで恋人同士になり結婚した。
結婚式の二次会で一目惚れして彼氏彼女、
カップルになった。
などは頻繁に耳にする話です。
そもそも独身未婚の男女は、
出会いそのものに飢えてる傾向が強いためです。
日常から開放され、
明るく楽しい気分になれるような状況では、
惚れっぽくなっている可能性もあります。
ブライダル界隈では有名な話ですが、
恋愛心理学、結婚に関するアメリカの実験です。
一目惚れで結婚したカップルを対象に調査では、
離婚率は約10%前後というアンケート結果が出ている。
結婚した夫婦の離婚率が50%のアメリカでは、
この数字は一目惚れとそうでない場合に、
非常に顕著な差があるといえる。
日本では総合的な離婚率は30%と言われているので、
一目惚れ結婚をしている夫婦で離婚するのは5%程度と見る事もできる。
これは驚異的な統計データです。
一目惚れで交際をスタートさせた男女は、
基本的にいつまでも仲良く相思相愛、長続きして仲睦まじくラブラブ、
結婚に後悔している気配すらなく、熱々で幸せな付き合いを続けられるのですね。
一目惚れからスタートした交際の場合、顔や容姿、
ルックス、体型やスタイルなどの見た目や外見を視界に入れて認識した上で、
合格点を瞬時に叩き出す。
だから、内面、中身によっぽどの減点や悪い点がなければ、
冷めないし、振られたり別れることは早々無い。
むしろ、相手の短所や欠点すらもあばたもえくぼ、
恋は盲目状態で可愛く映ってしまうかもしれない。
また、人間心理には「所有効果」が備わっていて、
一度好きになったり手に入ったものは価値が高いと思い込み、
手放したくないと考える。
この心理状態は非常に強固で、
他人の評価や批判をまったく受け付けず、
自分の主張や考え方、持ち物やパートナーを好意的に捉える。
例えば、周囲から見れば、
体も弛んでいて髪もボサボサで、
トドみたいな外見で 何の変哲も無いダメ男の彼氏でもです。
一度付き合いを始めた彼女にとっては、
瞳が輝く魅力的な白馬の王子様に見えている。
一度掴んだ彼氏や彼女は、
なんとしてでも必至で離れないようになんでも、
努力するし優しくしたりお金を援助したり、
食事デートでは驕ったりします。
誕生日プレゼントを豪華なものにしたり、
奉仕やサービス精神を発揮してとにかく尽くす。
また、付き合う前も一方通行の片思いで様々な障害が立ち塞がる中、
口説いたりメールや電話でアプローチしたりなど、
両思いになるためにアタックも欠かさない。
人は苦労して手に入れたものにはより愛着が湧き、
絶対に捨てたくないものになる。
一生一緒にいて欲しいと大切にされる相思相愛の一目惚れ結婚は、
一番ロマンチックでうまくいき、成功する形態の男女と言えます。